木田画伯　今年の目標は「動」　全国のアマ選手視察は昨年以上に

2016年01月09日 11:40

野球

木田画伯　今年の目標は「動」　全国のアマ選手視察は昨年以上に — 今年の目標を「動」と記した木田画伯

　日本ハム・木田優夫ＧＭ補佐（４７）による「木田画伯の球界絵日記」は、今回が２０１６年の記念すべき第１回。今年の目標を漢字１字で「動」と記し、体重は重くなっても、フットワークは軽やかに日本全国を動き回っていきます。２年目を迎えた「球界絵日記」も、乞うご期待です――。

　明けましておめでとうございます。今年も北海道日本ハムファイターズと「球界絵日記」をよろしくお願いします。

　僕は高校生の時から新年を迎えるにあたって、心掛けていることがあります。それは「一年の計は大みそかにあり」です。本当のことわざは「一年の計は元旦にあり」ですが、僕が日大明誠高に在学していた当時の校長の保坂正道先生に教えていただいたのは「１年の目標に対して、年が明けた瞬間から向かって行かなければならないのなら、元旦では遅い」ということ。大みそかに目標や計画を立てていかなければ間に合わない。なので「一年の計は大みそかにあり」というわけです。

　それ以来、僕はその教え通りに実行しているのですが、実は昨年、ＧＭ補佐という仕事の想像がつかずに目標も計画も考えられませんでした。ただ、昨年１年仕事をさせていただいて大みそかにいろいろと考えてみました。そこで、今年の僕の目標ですが、漢字１字にすると「動」です。

　これにはいろいろ意味がありまして、２０１５年の全国各地に動いてアマチュア選手の視察に回りましたが、今年は昨年以上に動いてたくさん選手を見ていきたいと思います。
　また、ファイターズの選手にはグラウンド上を動き回って、ファンの皆さんに感動を与えてほしいので、その手助けをするためにも動き回りたい。そして、ファイターズとして念願の観客動員数２００万人突破を達成できるようにも、動き回っていきたいと思います。

　実は現役時代にも「動け」という目標を立てたことがありました。そのときは野球選手として、体を動かすことを中心にした「動け」でしたが、今回の「動」はそのときとは全く意味が違うことを１０キロ以上太った今の体形を見てもらえれば分かると思います。　（日本ハムＧＭ補佐）