木田画伯 荒木氏にかけた言葉を反省「太っちゃ駄目ですよ」

2016年02月27日 12:00

野球

木田画伯 荒木氏にかけた言葉を反省「太っちゃ駄目ですよ」
荒木大輔氏との再会を喜んだ木田画伯
 日本ハム・木田優夫GM補佐(47)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、沖縄・名護キャンプで再会した少年時代からの憧れのヒーローについて。国立シニアに所属していた中学時代には、甲子園で「大ちゃんフィーバー」を巻き起こしたあの人の帽子のかぶり方もマネしたそうです。
 アリゾナから帰国し、17日から沖縄・名護キャンプをスタートさせて早くも第1クールが終了しました。このクール最終日には、今年初めての国内チームとの対外試合が行われました。そのマリーンズとの試合には、解説者の荒木大輔さんが視察に来てくれました。

 僕が札幌市の北九条小学校に通っていたとき、夏休みに高校野球の甲子園大会をテレビで観戦していて、とてつもない投球をして無失点記録を続けたのが、早実1年の荒木さんでした。

 そのさわやかなルックスとキレのある投球を見て、僕もすぐファンになったのですが、翌年、東京に引っ越し、中学校に進学してシニアリーグに入団すると、当時の東京の各シニアリーグの選手たちは調布シニア出身の荒木さんに憧れて、全員が荒木さんの帽子のかぶり方をマネしているぐらい凄い人気でした。

 そんな小学校からの憧れの存在ですが、プロ入り後、本人にお願いして一緒に、自主トレを行うようになりました。荒木さんは調布リトルで世界大会に優勝し、高校時代は甲子園に5回出場。アマチュア時代に全く勝てなかった僕からは、想像もできない経験をされていましたが、プロ入り後、今度は大きなケガとの闘いの連続でした。輝かしいキャリアと壮絶なリハビリを経験された荒木さんの野球観や体に対する意識の高さは非常に勉強になりました。

 その荒木さんが引退後、急激に太ったとき、昔からファンの僕は「ヒーローのイメージが崩れるから太っちゃ駄目ですよ」と半分からかいながら話していたのですが、今の僕は、そのときの荒木さん以上に太ってしまいました。荒木さんからも怒られていますが、あのときからかったことを反省しています。(日本ハムGM補佐)

 ▽大ちゃんフィーバー 80年夏の甲子園で早実1年の荒木大輔=写真=が準決勝まで5試合で4完封。「大ちゃんフィーバー」が巻き起こり、8月23日に帰京した時には東京駅で約120人の警察官、駅員らが警備。東京駅長が誘導してナインは山手線へ乗り換え。電車の中でも車両にファンが殺到した。同年の新生児命名ランキングでは「大輔」が1位を獲得した。

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