木田画伯がトレード移籍の藤岡へエール 本人のため、球界のため

2016年04月09日 08:57

野球

木田画伯がトレード移籍の藤岡へエール 本人のため、球界のため
DeNAへ移籍した藤岡へエールを送った木田画伯
 日本ハム・木田優夫GM補佐(47)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、開幕直後に発表された藤岡好明投手(31)のトレードについて。オープン戦から好投を続けてきた貴重な中継ぎ右腕が、どうしてDeNAに移籍することになったのか。その理由とトレードの意義について熱く語っています。
 先日、DeNAベイスターズへ藤岡投手のトレードが決まりました。試合前の練習終了後に本人に伝えるという日本では珍しい通達の仕方でしたが、ベイスターズの高田繁GMがコメントしていたように、「どうしても藤岡投手が欲しい」というところから、この話が始まりました。

 いろいろなところで言っていますが、ファイターズはトレードを考えるときにチームのためになるか、選手のためになるか、球界のためになるかを考えています。今回はチームのことを考えたらファイターズにいてほしい投手ですが、藤岡投手がベイスターズに移籍した方が1軍での登板が増え、本人にとっても球界にとってもプラスになると判断しました。

 藤岡投手はソフトバンクへFA移籍した鶴岡捕手の補償でファイターズに移籍して、今回2回目の移籍となります。昨年、僕がファイターズに戻ってきて顔を会わせるといつもニコニコしていて「なんでいつも笑っているんだ?」と聞いたことがあるのですが、今回も突然のトレード通告を受けたときでさえも、すぐにいつもの笑顔の藤岡投手に戻っていました。トレードというと、後ろ向きに考える選手や関係者もいますが、よいトレードは必ず球界を活性化してくれると信じています。

 どんなときも笑顔で穏やかな藤岡投手ですが、マウンドに上がるとえげつないシュートを平然と投げていける度胸のある投手です。ここ何年間か病気などで苦しんで来ましたが、今年は自主トレーニングから万全の体調で来ています。あのシュートでセ・リーグの打者のバットをたくさん折っていくところを楽しみにしています。(日本ハムGM補佐)

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