巨人打てない、守れない…慎之助は気迫の守備見せてほしかった

2017年03月27日 10:30

野球

 【オープン戦   巨人0―2ロッテ ( 2017年3月26日    東京D )】 【中畑清の視点】打てない。守れない。巨人にとってはシーズン中じゃなくてよかったなという試合。まず最初の失点がいただけない。
 4回1死二塁の守り。(阿部)慎之助が鈴木のゴロを後ろにそらしてしまった。イレギュラーはしているけど、体で止めれば1点は食い止められた。

 先取点を簡単に許しては投手陣との信頼関係も損なわれる。捕手として頑張ってきた慎之助なら分かるはずだ。本番になったら顔面で止めてもいいというくらいの闘争心を表に出してほしい。一つ一つのプレーでシーズン序盤苦しみそうなチームの空気を変え、若手にメッセージを送る。「ジャイアンツの全ては俺が背負うんだ」というくらいの気持ちで存在感を示し、あと83本に迫った通算2000本安打に花を添えてほしい。ファンはその姿を待ってると思うよ。

 若手では岡本と中井に言いたい。オープン戦最終戦に先発起用されながら、ともにノーヒット。守備や走塁で見せる手もあるのに、それもない。こんな尻すぼみじゃ監督は使いにくくなる。チャンスは自分の手でつかみ取るんだよ。

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