木田画伯が米野氏へエール 第二の人生も輝きを

2017年04月18日 05:30

野球

木田画伯が米野氏へエール 第二の人生も輝きを
米野氏にエールを贈った木田画伯 Photo By 提供写真
 日本ハム・木田優夫GM補佐(48)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、球界のセカンドキャリアについてです。現役を引退した選手の第二の人生。球界に残る人がいれば、転職する人、それぞれです。昨年まで日本ハムの選手兼コーチ補佐だった米野智人氏(35)は昨オフの退団後、都内で飲食店を経営しています。プロ野球から第二の夢へ。GM補佐として願うのは、それぞれの第二の人生の成功です。
 先日、出張で東京に行ったとき、下北沢の駅前にある「inning+(イニングプラス)」というお店に行ってきました。自然食品にこだわったお店で、今回は豚のしゃぶしゃぶをおいしくいただいてきましたが、実はこのお店のオーナーは去年、ファイターズに選手兼コーチ補佐として在籍していた米野智人氏です。

 米野氏は、僕がスワローズに在籍したときのチームメートで、何試合もバッテリーを組んでいました。そして去年は1軍での出場は1試合でしたが、コーチ補佐としてもファイターズを支えてくれてチームの日本一の力になってくれました。

 残念ながら、現役を引退して次の夢に向かっていく、ということで退団となりましたが、彼の次の夢の一つがこのお店です。米野氏の実家は札幌市で「inning(イニング)」という喫茶店を営んでいます。なので、店名が「inning+」となったわけですが、現役時代に体調管理にこだわっていた彼らしく、健康志向のお店として頑張っていくということです。

 プロ野球選手のセカンドキャリアとして、飲食店経営に乗り出す人は少なくありません。ただ、成功している人もいれば、失敗している人もたくさんいます。僕自身、シアトルで経営しているレストランは現在も何とか続いていますが、その前に神戸で開店させた居酒屋は2年でつぶしています。

 どの世界でも簡単に成功するはずはありませんが、米野氏の人柄と野球に傾けてきた情熱をそのままぶつけていけば、お店も繁盛していくと信じています。そういえば、お店の中に稲葉SCOからのお花があり、僕より先に来店もしていたそうです。さすが、です。(日本ハムGM補佐)

 ▽inning+(イニングプラス) 京王井の頭線・小田急線下北沢駅から徒歩30秒。住所は東京都世田谷区代田5の34の21、ハイランド202=(電)03(5712)3588。

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