【木田画伯の球界絵日記】打たれても直球勝負でスカウト◎評価

2017年05月02日 06:30

野球

【木田画伯の球界絵日記】打たれても直球勝負でスカウト◎評価
高校時代の思い出を描いた木田画伯 Photo By 提供写真
 日本ハム・木田優夫GM補佐(48)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、高校野球の春季大会についてです。4月27日の春季東京都大会決勝、早実―日大三の激戦は春の地方大会とは思えない盛り上がり。GM補佐として選手を視察する貴重な機会ですが、思い出すのは日大明誠時代の自身のことです。打たれてもストレートで押した31年前の春。当時と重ね合わせて全国の高校球児たちを見つめています。
 先日、高校野球の東京都大会決勝が全国ニュースになっていました。今、各地で春季大会が開催されていて、僕も九州大会(沖縄)を見に行ったりしていて、これからも各地に視察に行く予定です。春季大会は甲子園にはつながりませんが、夏に向けての力試しとして高校生にとっては大切な大会であり、僕たちにとっても、選手視察の大きな機会です。

 僕は高校(日大明誠)在学中に甲子園は出ていませんが、関東大会は2度経験しています。1度目は現在、プロ野球で審判をしている木内九二生さんが3年生で3番・センター、僕が1年生のときの春の関東大会でしたが、このときはベンチ入りできずに、スタンドで応援していました。もう一度は3年生の春の関東大会で、このときは4番・エースとして出場しました。

 山梨県2位としての出場でしたが、大会前に新聞で優勝候補と大きく取り上げられ、浮かれたわけではありませんが、1回戦で栃木県2位の宇都宮商に1―7と僕が打ち込まれて簡単に負けてしまいました。ボールも走らず、全くダメでした。でも、これは後から聞いた話ですが、打たれても打たれても、どんどんストレートで押していった僕の姿勢にスカウトの人たちの評価は逆に上がったそうです。

 僕も結果にとらわれず、その選手の持っているものをしっかり見極めていけるように頑張っていこうと思います。ただ、本当のことを言うと、当時の僕は変化球が全く投げられず、ストレートを投げるしかなかっただけなんですが…。 (日本ハムGM補佐)

おすすめテーマ

2017年05月02日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });