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【福岡】東筑21年ぶり夏切符 “エース石田伝説”完結

2017年07月29日 05:30

野球

【福岡】東筑21年ぶり夏切符 “エース石田伝説”完結
1失点完投勝利の東筑・石田 Photo By スポニチ
 【第99回全国高校野球選手権福岡大会決勝   東筑3―1福岡大大濠 ( 2017年7月28日 )】 9回2死、東筑の石田は、ここまで投げ合った福岡大大濠・三浦を打席に迎えた。遊ゴロに仕留めると後方に振り向き、体を思い切り反って「No・1」のポーズ。「勝ちましたけど、まだ実感がない。夢のような気持ち」と笑った。
 7戦連続の先発マウンド。前日27日の準決勝後、自宅近くの整骨院で酸素カプセルに入り体力回復を図った。「打たれて当たり前。3点までOK」と割り切り、右横手から丁寧に投球。3―1の5回2死二、三塁で4番の古賀を空振り三振に斬ると、6回以降は二塁も踏ませなかった。

 今年5月の招待試合から背番号1になった。東筑は夏の甲子園に出場した過去5度のうち、3度が「エース石田」。本人は「特に気にはしなかった」と言うが、父・克(かつみ)さん(46)には「甲子園に行けるなら言霊(ことだま)に乗っかれ」と励まされた。

 前回出場の96年は1勝。再び石田を擁して聖地に立つ青野浩彦監督は「何かの縁を感じますね。便乗して何とか久々に校歌を歌いたい」と口にした。

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