DeNA筒香“脱力打法”で1号!手応え強調「理想に近づいている」

2018年02月24日 08:50

野球

DeNA筒香“脱力打法”で1号!手応え強調「理想に近づいている」
5回1死三塁、DeNA・筒香が右翼へ2ランを放つ Photo By スポニチ
 【練習試合   DeNA9―7KIA ( 2018年2月23日    宜野湾 )】 DeNAの筒香嘉智外野手(26)が、韓国・KIAとの練習試合の5回に今季1号となる右越え2ランを放った。昨年末から打撃フォームの改造に着手。今キャンプの実戦5試合目にして飛び出したアーチは、新打法で試行錯誤を続ける「日本の4番」の進化を印象づける一発となった。
 静から動――。力感のない構えから、スイングの瞬間に筒香のパワーの出力が一気に上昇した。5回1死三塁。右投手が投じた1ボールからの2球目、134キロ内角フォークを完璧に捉えた打球は右翼席へ消えた。実戦5試合目、12打席目に飛び出した18年の第1号に「普通のホームランの感触」とクールに振り返った。

 打席での構えが昨季と変わった。両足のスタンスを狭く、両肘にゆとりを持った。さらに膝も曲げずに直立する。打撃練習はもちろん、今季初実戦だった15日の韓国・サムスン戦から一貫して新たな形に取り組んでいる。「意識しているのは体の中の部分。今の体の状態で、自然にこの打ち方になっている」。侍ジャパンの4番。周囲から見ればすでに打撃の技術が完成しているかのようにも見えるが、本人の考えは全く違う。

 「今がいいからそのままでいいという考えはない。自分の中でしっかり考えた結果」

 インパクトの瞬間に力がより伝わる理想の打法を求め、昨年12月から新フォームの習得を模索し始めた。22日の居残り特打では強度を一段階上げた。逆方向中心だったが、中堅から右方向に強い打球を飛ばす練習を開始。実戦でも2試合連続で長打が出ており「結果より違う部分に重点を置いている」としながらも「順調です。もちろん理想に近づいている」と手応えを感じている。

 キャンプから開幕までの調整は、首脳陣から一任されている。「シーズンで良いパフォーマンスができるように、最高の準備をしたい」と筒香。24日から始まるオープン戦でも、さらに手応えを深めていく。 (重光 晋太郎)

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