木田画伯 無縁だった甲子園…荒木さんは5回も!18年シーズン 日本ハムの未来に“フィーバー”を

2018年03月27日 08:00

野球

木田画伯 無縁だった甲子園…荒木さんは5回も!18年シーズン 日本ハムの未来に“フィーバー”を
木田画伯は行けなかった甲子園…早実のエースとしてに春夏5回出場した荒木大輔2軍監督 Photo By スポニチ
 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、高校球児の憧れの場所「甲子園」について。30日のプロ野球開幕を前に、甲子園ではセンバツの熱戦が繰り広げられています。自身は日大明誠(山梨)時代に無縁だった“聖地”に、早実のエースとして春夏5回出場したのが荒木大輔2軍監督(53)。あの「大ちゃんフィーバー」から36年、若い選手たちをどう育てていくのか注目です。
 プロ野球は今週末の30日に開幕しますが、高校野球のセンバツ大会が始まっていて、ファイターズのスカウト陣もみんな甲子園視察に行っています。僕もスカウト業務を兼ねているのですが、今の時期は開幕に向けてチームに同行しているので毎年、センバツ大会の視察には行っていません。

 ちなみに、夏の大会も地方大会は視察に行くのですが、甲子園大会の時期はやはりチームに同行することが多く、行っていません。なので、僕はこの仕事に就いてから高校野球の甲子園大会は一試合も見ていません。

 高校(日大明誠)時代は3年生の夏の山梨大会準優勝が最高で、甲子園に無縁だった僕にとっては一度見に行きたい気持ちはあります。もちろん、現役時代に甲子園のマウンドで何度も投げていて、特にジャイアンツ時代はタイガース対ジャイアンツのいわゆる「伝統の一戦」という独特の雰囲気も味わっています。

 ただ、それでも周りの人たちの話を聞くと、高校野球の甲子園大会はまた別物だと言われます。そんな僕にとっては未知の世界を5回も経験した人が身近にいます。説明する必要もないと思いますが、荒木大輔2軍監督です。以前、このコラムでも書きましたが、僕が小学6年生のときに荒木さんが甲子園デビューをしました。ちょうどその頃、高校野球に興味を持ち始めたので、荒木さんが出場した5回の甲子園大会は熱中して見ていました。

 ただでさえ独特な雰囲気の甲子園で「大ちゃんフィーバー」というさらに独特なものの中で投げ続けた荒木2軍監督が、若い子たちに何を伝え、何をしていくのか、それも楽しみにしていてください。最後にひと言、改めて1軍も2軍も今年のファイターズの野球を楽しんでください。 (日本ハムGM補佐)

 ≪「大ちゃんフィーバー」社会現象≫80年夏の甲子園に出場した早実の1年生投手・荒木は、1回戦で優勝候補の北陽(現関大北陽)を1安打完封するなど準優勝に貢献。5季連続で甲子園に出場し、高校球界のアイドルとして「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした。「大輔」が新生児の名前ランキング1位になるなど社会現象となったが、甲子園では1年夏の準優勝が最高。高校最後の夏(82年)は水野(元巨人)ら擁する池田に準々決勝で敗れた。

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