イチロー 来春日本開幕戦で復帰も 残りシーズン同行、練習も継続

2018年05月04日 05:30

野球

イチロー 来春日本開幕戦で復帰も 残りシーズン同行、練習も継続
<マリナーズ・アスレチックス>2回、左翼線のライナーに背走しながら好捕するイチロー(AP) Photo By AP
 今季の残り試合はプレーしないことになったマリナーズのイチローだが、来春の日本開幕戦で選手としてグラウンドに立つ可能性はある。マリナーズは来年3月20、21日に東京ドームでアスレチックスと対戦することが正式決定。7年ぶりの大リーグ公式戦日本開催で、イチローが「復帰」すれば、大きな話題となる。
 これまで大リーグは日本で開幕戦を4度開催。マ軍は12年に同じア軍と日本で開幕戦を行い、イチローは第1戦で4安打と活躍した。04年はヤンキースの松井秀喜がデビルレイズ(現レイズ)と対戦し、08年はレッドソックスの松坂大輔、岡島秀樹がア軍戦で凱旋。初開催となった00年のメッツ―カブス戦以外は全て日本選手が出場し、海外戦略を進めるMLBで大きな役割を果たしている。

 通常メジャーの登録枠は25人だが、米本土より1週間程度早い海外での開幕戦の場合、特例として登録枠が拡大されるのが一般的。前回12年も故障者が出たケースの補充要員を含め、登録枠は28人(ベンチ入りは25人)となり、日本選手はイチロー、岩隈、川崎の3人が登録された。イチローは日本でのマ軍の知名度を高めた最大の功労者であり、「特別枠」としてプレーすることは考えられる。

 大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは、日本開幕戦を発表した際「東京という大都市は、MLBの開幕戦を開催するのにふさわしく、再び“野球”を愛する日本のファンの前に戻ってこられることを楽しみにしております」とコメント。「最低50歳まで現役」と話しているイチローは残りシーズンはチームに同行し、練習を継続させるという。今季はもう背番号51の姿は見られないが、来年の東京ドームで復活する。そんなストーリーをファンも待ち望んでいる。

 ▽12年の日本開幕戦 イチロー、岩隈、川崎がマリナーズの一員として凱旋し、アスレチックスと3月28、29日に東京ドームで対戦した。イチローは2試合とも「3番・右翼」として出場。「特別な日。恐ろしい緊張感だった」と臨んだ第1戦で、5打数4安打1打点と活躍して勝利に貢献し「格好はついたかな」と振り返った。

 ▽シアトル・マリナーズ 1977年の球団数拡張で誕生し、95、97、01年に地区優勝。ワールドシリーズ進出はない。任天堂・山内溥社長(当時)のグループが92年に買収。任天堂は16年まで筆頭オーナーだった。過去には鈴木誠、佐々木主浩、長谷川滋利、城島健司、川崎宗則、青木宣親が在籍し、現在はイチローの他に岩隈久志がマイナー契約している。本拠地球場は開閉式の屋根を持つセーフコ・フィールド。

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