中日・岡田、復活零封!1年ぶり1軍登板「この日を迎えられてよかった」

2018年05月16日 05:30

野球

中日・岡田、復活零封!1年ぶり1軍登板「この日を迎えられてよかった」
2番手で今季初登板し、ピンチを抑える岡田 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日10―4広島 ( 2018年5月15日    ナゴヤD )】 大歓声のお立ち台。スタンドから「お帰りなさい」も聞こえた。昨年5月11日のDeNA戦以来、369日ぶりの復帰登板を好救援で飾った中日・岡田は笑みをこぼした。
 「長かった。この日を迎えられてよかった」

 昨年6月に血行障害のため左手を手術した左腕は、出場選手登録されると、3点リードの6回無死二、三塁でマウンドに上がった。松山の一ゴロの間に1点を許したが、その後は野間を二ゴロ、会沢を空振り三振。厳しい場面だが「今までやってきた経験も出た。気持ちも入っていた」と打者3人斬りで、昨年5月4日の広島戦以来のホールドも記録した。

 苦難の一年だった。昨年のWBCに出場後、左手の痛みに苦しんだ。ちょうど1年前の昨年5月15日に出場選手登録抹消。一時は痛みで液晶画面の操作もできなかった。7カ所にメスを入れた。今でも左手は右手と比べると驚くほど冷たく、「自分の手じゃないみたい。痛みはある。過去の自分とは違う」と完治とはいえない。

 それでも2軍では今季12試合連続無失点で防御率0・00。結果を残して帰ってきた男に、森監督は「大事なところで使う」と明言する。智弁和歌山からドラフト1位で入団し9年目。貴重な中継ぎ左腕は「たくさんの人に支えてもらった。いろいろなものが込み上げた。それをかみしめてまた頑張りたい」と先を見据えた。

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