阪神・植田 火付け役 絶妙バント安打「狙っていた」

2018年05月25日 05:30

野球

阪神・植田 火付け役 絶妙バント安打「狙っていた」
<神・ヤ>8回1死、植田は一塁へ絶妙なバントヒットを決める(撮影・坂田 高浩) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―0ヤクルト ( 2018年5月24日    甲子園 )】 猛虎の新たな切り込み隊長として期待される阪神・植田が決勝の本塁を踏んだ。両軍無得点で迎えた8回1死無走者。カウント2―1から投手と一塁手の間にプッシュ気味のバントを敢行した。意表を突かれた投手・中尾のグラブをすり抜け、一塁手・畠山が捕球。ベースカバーがいない一塁を駆け抜けた。
 「セーフティーバントは狙っていた。一塁か三塁か、どっちでもいいかなと思っていたんですけど、常に一球一球、守備位置を見たりしているので。サードも見えていたんですけど。プッシュ気味も狙っていた。よかったです」

 俊足を発揮した狙い通りの出塁。こじ開けた突破口が2死一、二塁の好機へと広がり、ロサリオの決勝打にもつながった。

 20日の中日戦から3試合連続で1番を任された。「1番は人より多く打席が回ってくるので一つでも多く塁に出るようにしていきたい」。自らの持つ「1番論」に従い、最大の武器である足も駆使。結果を残したいという気持ちが結果に直結し、勝利も呼び込んだ。

 初回先頭打者としても中前打。けん制に誘い出されて6日のDeNA戦以来2度目の盗塁失敗が付いても前向きな姿勢が尊い。マルチ安打は9日の巨人戦以来、今季5度目。片岡ヘッド兼打撃コーチにも「持ち味を十二分に発揮してくれているね」と褒められた。

 3試合連続で1番に座り、全てで安打を記録。植田が塁に出ると何かが起こる――。虎党にそう思わせる雰囲気が漂ってきた。(長谷川 凡記)

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