日本ハム・輝星、開幕2戦目マー君と“ガチ投げ合い”再戦熱望 栗山監督が先発立候補募集中

2021年03月02日 05:30

野球

日本ハム・輝星、開幕2戦目マー君と“ガチ投げ合い”再戦熱望 栗山監督が先発立候補募集中
練習中に笑顔を見せる日本ハムの吉田(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 日本ハムは1日、沖縄・名護キャンプを打ち上げた。吉田輝星投手(20)はプロ入り初の1軍キャンプ完走。楽天・田中将大投手(32)とのシーズンでの“再戦”へ強い意欲を見せた。2月20日の練習試合で先発で投げ合い、ともに失点。次は公式戦の舞台で勝つか負けるかの勝負を望んだ。田中将の先発が決まっている3・27開幕2戦目へ、持ち前の直球を磨いていく。
 沖縄で最後の日差しを浴び、吉田の表情は充実していた。ケガなく、練習量にも自分で納得できたからか。楽天・田中将の話題になるとすぐに反応した。

 すでに発表されている田中将の開幕2戦目先発。そこで投げ合うのは誰か。栗山監督が「皆、投げたいだろうな」と立候補を広く募っていることを振られると、吉田は言った。「本当ですか?頑張ります」。リップサービスなどではない。若き右腕の本音だった。

 「(試合は)東北(宮城)ですし、もう一回投げ合えるチャンスがあるなら、やりたいなと思う」

 初対戦となった2月20日の練習試合では先発で3回1失点。ただ、日本復帰初登板だった田中将はまだ調整途上で、吉田も開幕ローテーション入りへ課題を持ってアピール段階だった。だからだろう。「オープン戦(練習試合)は調子を見ながらだけど、シーズンは勝ち負けの勝負。どっちかがどれだけ調子が悪くても抑えればいい。打ってもらえれば勝てるし。勝負できたらいいなと思う」

 願うのは田中将とのガチンコ勝負。その舞台をつかむチャンスは十分ある。現在、開幕投手に決まった上沢以外は横一線。すでに開幕2戦目に名乗りを上げている左腕・河野にベテラン・金子、中継ぎから先発転向の西村もいる。新型コロナウイルス感染症の影響で外国人選手の来日が大幅に遅れ、先発枠の争いはし烈だ。そんな中で吉田は1軍キャンプ初完走で、豊富な投げ込みを行った。「疲れました。でも、やりたいことができた」と口にした。

 実戦では直球の割合が約70%。その数字をさらに上げる。「直球でバシバシなぎ倒していくのが僕のイメージだと思う」。実は、小学生時代から田中将の動画を見てフォームの参考にしてきた。直球で押す吉田の投球スタイルの基礎にもなっている。だからこそ“再戦”が実現すれば直球で挑むつもりだ。

 3・27の舞台は宮城・仙台。同じ東北(秋田)出身の吉田の目は、そのマウンドに向いている。(秋村 誠人)

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