エンゼルス・大谷「二刀流対決」に完勝!初対戦ロレンゼンから2打席連発

2021年03月17日 02:30

野球

エンゼルス・大谷「二刀流対決」に完勝!初対戦ロレンゼンから2打席連発
大谷に被弾したロレンゼン(AP) Photo By AP
 【オープン戦   エンゼルス3ー7レッズ ( 2021年3月15日    テンピ )】 「二刀流対決」に完勝した。エンゼルス・大谷は昨季まで主に救援で活躍し、強打や外野守備でも才能を発揮するレッズのロレンゼンと初対決。今季は先発枠入りを狙う速球派右腕から2打席連続でアーチをかけた。
 初回はフルカウントから変化球を頭に入れつつ直球に反応。「軽く当てたような感じだったけど、そこ(軌道)にしっかり入るなら、バットも(ポイントに)しっかり入る」。追い風が吹いていたが、感触も十分だった。3回は「真っすぐを待っていたけど、ある程度(カーブを)頭に入れながら振り抜けた」と初球を捉え、再び逆方向へ。これでオープン戦は6試合連続安打で打率・563、3本塁打、5打点となり、1・000を超えると超一流とされるOPS(出塁率+長打率)は驚異の1・681だ。

 19年には勝利投手で本塁打も放ち、さらにその試合で外野守備にも就いて話題をさらったロレンゼンは以前から「僕の二刀流を切り開いてくれた」と話すなど大谷への感謝と尊敬の念は強い。2本目の本塁打の飛距離を「600フィート(約183メートル)」と冗談めかして表現。続けて「彼は本物だ。(この先も)二刀流を続けていくべきだ。もし誰か好きな選手を選べと言われたら彼だね」とすがすがしく言い放った。

 大谷は右肘手術の影響で、ここ2年はできなかった二刀流が自身にもたらす効果を再確認する。「投げている方が自然と打席で集中している感じ。特に打席のボール、ストライクの判断もいい。結果以上に(打席に)立っている感じはいい」。選ばれし者にしかできない二刀流は、大谷の「生きる道」でもある。(テンピ・笹田幸嗣通信員)

 ▼エンゼルスジョー・マドン監督(大谷について)バランスが素晴らしくいい。ボールが見えている。今の状態が続かないと考える理由がない。

 ◆マイケル・ロレンゼン 1992年1月4日生まれ、カリフォルニア州アナハイム出身の29歳。高校時代は中堅手。カリフォルニア州立大フラートン校からドラフト1巡目指名(全体38番目)でレッズ入り。15年4月にメジャーデビュー。19年に救援で73試合に登板し代打や外野でも出場。1メートル91、98キロ。右投げ右打ち。

おすすめテーマ

2021年03月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム