エンゼルス・大谷 大荒れ3被弾7失点 マメ破れたけど…「大丈夫」、連続安打も11試合でストップ

2021年03月31日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 大荒れ3被弾7失点 マメ破れたけど…「大丈夫」、連続安打も11試合でストップ
<ドジャース・エンゼルス>3回、3ランを浴び右手を見る大谷(AP) Photo By AP
 【オープン戦   エンゼルス2ー10ドジャース ( 2021年3月29日    ロサンゼルス )】 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が29日(日本時間30日)、ドジャースとのオープン戦に「2番・投手」で出場。2回1/3を投げ3発を含む4安打7失点と乱れた。7失点は渡米後ワーストタイ。右手中指のマメが破れるアクシデントに見舞われ、中5日で迎える4月4日(同5日)のホワイトソックス戦登板に不安を残した。打者では無安打で連続試合安打も11で止まった。
 大谷と右手中指のマメ。日本ハム時代から度々悩まされてきたアクシデントにまたも見舞われた。「この間(3月21日のパドレス戦)の登板でできたマメ。球数を投げることを優先した」と語ったが、不安が残るオープン戦最終登板となった。

 試合前から「おそらくむけるかなと思っていた」。初回は3四球で満塁としてこの日最速を計測した99・4マイル(約160キロ)直球が暴投となり失点。2回は2本塁打を浴びた。3回1死一、二塁でスミスに3ランを許したところでトレーナーらが駆け寄り、63球での降板となった。

 打者でも初回に見逃し三振を喫し連続試合安打は11でストップ。右手中指のマメが破れたことは「タイミング的には1つ目の登板(公式戦初戦)より良かった」と前向きに捉え、中5日で迎える4月4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦登板も「大丈夫かな」と言った。マドン監督も軽傷を強調。原則、休養に充ててきた登板翌日の30日(同31日)のドジャース戦でのDH起用を明言した。

 ただ、楽観視はできない。大谷は1年目の18年にも右手中指マメの影響で途中降板を経験。1度目は中6日で復帰したが、2度目は降板後に右肘じん帯損傷が発覚し後に手術。マメの痛みをかばう動きがさらなるアクシデントにつながる可能性があり「残っている皮がさらにむけないように整えることと、しっかり投げること」と自身の経験による治療法で準備を整える。

 「スタートがどうかというより、最終的にどうなるかが大事。必ず波があるものだと思うのでその時にどうするかが大事」。メジャー4年目。焦りや危機感を抑え込み、泰然自若を貫く。(ロサンゼルス・笹田幸嗣通信員)

 ▽大谷と右手中指のマメ 日本ハム時代のマメによる降板は13、15、16年に計5度。「中指らへんにしかできない」という。顕著だったのは優勝した16年で、4月に2度降板。7月10日のロッテ戦で再びマメをつぶすと、球宴は急きょ投手ではなく打者で出場し、第2戦で一発を放ちMVPとなった。約2カ月先発登板から遠ざかったが、その間、打者で大活躍。同年は打率・322、22本塁打、67打点とキャリアハイの成績を残した。

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