「5番・荒木」生かした6回同点スクイズ 神宮今季初勝利呼んだ高津ヤクルト「1点野球」

2021年04月08日 05:30

野球

「5番・荒木」生かした6回同点スクイズ 神宮今季初勝利呼んだ高津ヤクルト「1点野球」
<ヤ・広>6回1死一、三塁、荒木が同点スクイズを決める(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト3-2広島 ( 2021年4月7日    神宮 )】 【追球ズーム ここにFOCUS】ヤクルトの5番は本来は内川が入る。だが、新型コロナウイルスに感染した西田の濃厚接触者に青木、川端とともに認定され離脱中。代わりに4番・村上の後ろを任されたのは、小技が得意な荒木だった。ならば、それを生かさない手はない。
 1―2の6回1死一、三塁。高津監督に迷いはなかった。荒木に出したサインはセーフティースクイズ。初球。12年目の仕事人は一塁前に絶妙に転がした。「失敗するイメージはなかった。目立ったプレーをするわけではないけれど、ああいう仕事はきっちりできる。そういう作戦も含めて5番に置きました」。チームトップの4犠打目で同点とし、逆転勝利につなげた。

 「1点を取る、1点を守る野球」を掲げてきた高津監督。コロナ禍で無観客の今キャンプでは、例年なら室内に限られるサインプレーの練習を報道陣にも非公開でグラウンドで繰り返し、実戦勘を養った。神宮の開幕からの連敗を球団ワーストタイの4でストップ。主力不在の危機は「1点野球」で乗り越えていく。(青森 正宣)

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