江夏豊さん 5球団渡り歩くも自分は「阪神OB」 それでも「一番楽しかった」球団は…

2022年01月17日 18:20

野球

江夏豊さん 5球団渡り歩くも自分は「阪神OB」 それでも「一番楽しかった」球団は…
江夏豊氏 Photo By スポニチ
 NPB記録のシーズン401奪三振などで知られる伝説の大投手で、野球解説者の江夏豊さん(73)が16日に放送されたTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。パーソナリティーを務めるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)を相手に現役時代の思い出を語った。
 中学時代に1学年上の先輩ともめて一度は野球部を辞め、陸上部に転部。だが、そこで砲丸投げ選手として県大会で優勝するなど、そこでも実績を残した江夏さん。高校進学後は再び野球部に入り、プロのスカウトの目に留まる左腕投手へと成長した。それでもプロは遠い世界と感じ、東京・神宮で活躍をすることを夢見ると同時にチームメートや後輩のことも考え、卒業後は当時ルートのなかった大学への進学を心に決めていたという。それでも、結果的には大学進学を取りやめ、プロ入り。江夏さんが進学を断ったことでその大学へ一緒に進学することになっていた同期生の話もご破算になったそうで、今も付き合っているというその仲間には「その弱みがあるから、どうしても…うん。弱い立場に」と話して石橋を笑わせた。

 そして、それではなぜ高卒後にプロ入りしたのかと問われると「答えはたった一つ。スカウトの話術にだまされたんです」と冗談まじりに告白。結局、制度導入後2回目のドラフト会議で4球団から1位指名を受けて抽選の末に阪神入りし、そこから南海、広島、日本ハム、西武と渡り歩いた。だが、江夏豊はどこのOB?と問われると「阪神OB」と答えるのが定石で「タテジマ。28番。自分の青春ですから。甲子園のマウンドは自分の本当の青春時代の大事な場所ですから」とキッパリ。「何年も見てないわけですから」と阪神の優勝を望みつつ「人間って勝手なもんで。自分の現役生活振り返って一番楽しかったのはどこというと、それは広島に尽きます」と在籍した3年間で2度日本一になったカープへの思いも口にしていた。

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