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「今日のような試合が続く限り…」ドジャース指揮官 大谷翔平「60-60」の可能性に言及

2024年09月20日 10:48

野球

「今日のような試合が続く限り…」ドジャース指揮官 大谷翔平「60-60」の可能性に言及
6回に49号を放った大谷(左)を両手を挙げて迎え入れるロバーツ監督(中央)、左はT・ヘルナンデス(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   ドジャース20-4マーリンズ ( 2024年9月19日    マイアミ )】 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れでメジャー史上初の「50-50」からの「51-51」を達成。チームも大勝で12年連続プレーオフ進出を決めた。試合後、デーブ・ロバーツ監督はさらなる偉業「60-60」の可能性に言及した。
 指揮官は試合後、「今夜のパフォーマンスは素晴らしかった。この試合を通じてMLB全体の勝利がもたらされたと私は思う。世界中の人々がこの試合を見ていたのは知っている。彼らが歴史を目撃する機会を得たことを、そしてこの野球というスポーツが長い間続いてきたことを、そして誰も成し遂げたことのないことを彼が成し遂げたことを、私たちはうれしく思っている」と目尻を下げて感慨深げに話した。

 大谷の打席を振り返り「最初の数回の打席後、彼はサイクル安打の可能性を感じていたと思う。(三塁で憤死した)アグレッシブな走塁は問題ない」」とサイクル安打の快挙を予感していたと語った。

 そして「左腕投手から左方向に打った安打のあと、彼の様子が違っているように見えた。間違いなく集中できていた。最後の打席もそうだ」と3回にベネジアーノから二塁打を打った際に今日の活躍を確信したとし「(本拠の)ロサンゼルスで達成してほしかったとがっかりしているファンがたくさんいるが、彼の眼差しから今夜、やり遂げてしまいたいというのが見てとれた」と一気に達成するのではと思ったと振り返った。

 また、9回も2死二、三塁と申告敬遠の選択肢もあった中で、マーリンズ側が大谷と勝負を挑んだことには「驚かなかった。スキップ(シューメーカー監督)が翔平には莫大なリスペクトを抱いているから(勝負させる)と言っていた(映像)を見た」と相手指揮官ならば勝負してくれるだろうと信じていたとし「それは翔平に限らず、このゲーム自体へのリスペクトなのだろう。すでに大差がつき、先発の選手たちは交代していた。それによってファンが取り残されてしまいがちだが、翔平とスキップはもっと重要なことがあると理解していた。それを私もリスペクトする」と勝負するという決断を称えた。

 だからこそ、真っ向勝負で答え3打席連発となる51号を放った大谷に「打つんじゃないかと思っていた。あそこまで飛ばすとは思わなかったが、彼は集中していたから、打席を無駄にはしないだろうとわかっていた。個人的にも見たかった。ロサンゼルスでやって欲しいという気持ちもあったが、彼はそう思ってはいなかった」とこの日の集中力なら可能ではないかと予感していたとした。

 「40-40」はサヨナラ満塁本塁打で決めるなど、注目されればされるほど活躍する大谷の大舞台での強さについて「どこから来るのかわからないし、並外れたことだ」と評価し「ボブルヘッドナイトでも本塁打を打った。何か特別なことをしてくれる期待が存在する時に、彼はそれをやり遂げてくれる。本当に並外れている」とデコピンを抱いたボブルヘッドデーでも先頭打者アーチと節目に華々しい活躍を遂げてきた大谷に改めて感嘆の声をあげた。

 その上で前人未到「60-60」への期待を問われると「今日のような試合が続く限り可能性はあるかもね。あと9、10本塁打だろう」と今の大谷ならば実現不可能ではないとした。

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