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巨人連勝4で止まる 浅野が猛チャージで痛恨の後逸も…指揮官&丸は奮起に期待「下向くな」

2024年09月22日 05:30

野球

巨人連勝4で止まる 浅野が猛チャージで痛恨の後逸も…指揮官&丸は奮起に期待「下向くな」
<広・巨>試合後、涙をこらえながら引き揚げる浅野(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人4―5広島 ( 2024年9月21日    マツダ )】 巨人・浅野は悔しさを隠さなかった。9回2死、空振り三振で最後の打者となり連勝は4で止まった。膝をつきしばらく動けず、涙をこらえるように引き揚げ、ベンチではタオルで頭を覆い、一人うなだれた。
 痛恨の適時失策が試合を暗転させた。4―1の8回。1点失いなお2死二、三塁とされ、外野は前進した。小園の打球は一、二塁間を抜け、右翼手の浅野がチャージをかけたが、まさかの後逸。2者生還で同点とされ、打者走者にも三塁へ進まれた。その後に末包に勝ち越し打を許した。

 丸からは「下向くなよ」と声をかけられた。「ああいうミスは許されない。今後しないように反省したい。切り替えて、迷惑がないようにしたい」と浅野は絞り出した。連勝中は同じ選手が行う試合前の円陣。この日も担当し「今日は有名な仕事人、連れてきたんで」と自身の写真を取り出した。「19歳にしてこの貫禄なんで、皆さんも貫禄出して仕事して頑張りましょう」と鼓舞した。初回に四球から先制のホームを踏み、5回には左翼線適時二塁打したが、その裏に菊池の飛球を捕り損ねるなど守りでミスが重なった。

 優勝マジックは6のまま。最短優勝は26日まで延びた。阿部監督は「やりたくてやってるわけじゃないし、必死こいている中でのミス。これを糧にし、失敗を恐れないでやってほしい」と可能性に満ちた19歳の奮起に期待した。「ミスは誰だってある。あいつにはいい経験になった」と亀井外野守備兼走塁コーチ。22日からは阪神2連戦。指揮官は「切り替えてやります」と決戦に目を向けた。(川島 毅洋)

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