×

阪神・岩崎「自分でつかんだものは忘れないので」すべては教えない助言で後輩たちの背中を押す

2024年09月22日 05:15

野球

阪神・岩崎「自分でつかんだものは忘れないので」すべては教えない助言で後輩たちの背中を押す
<D・神>6番手で登板した岩崎(撮影・島崎 忠彦) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神6ー5DeNA ( 2024年9月21日    横浜 )】 【記者フリートーク】球団7人目の500試合登板に到達した岩崎の貢献はマウンド上だけにとどまらない。キャリアを重ねるごとに立場も変わり、近年は若手への助言も惜しまない。昨年1月、地元・静岡での合同自主トレ期間中に後輩たちに言った。「人の投球は見た方がいいよ。味方の攻撃も相手の投手目線で。客観視できるし、それをマウンドに持っていってもいい」
 直接、背中を強く押されたのが高橋だ。21年はキャンプ中に右脇腹を痛め、左手首の脱力感にも悩んでいた。ブルペンでも「感覚が良くない…」と投げ込みを断念。後日、食事の席で首をかしげる後輩に岩崎は「とりあえず投げてみたらどうですか?ダメだったらまた戻ってきたらいいじゃないですか」と独特の口調で提案。翌日、100球を投げ込む高橋の姿があった。

 「自分でつかんだものは忘れないので、その手助けになれば」と答えのすべてを教えないのが流儀。岩崎のかける言葉は、チーム力向上の隠し味となっているのかもしれない。 (阪神担当・遠藤 礼)

おすすめテーマ

野球の2024年09月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム