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ロッテ・佐々木朗希「勝てる作戦、方法を探った」 スライダー多投で修正、自己最多タイ9勝目

2024年09月22日 21:19

野球

ロッテ・佐々木朗希「勝てる作戦、方法を探った」 スライダー多投で修正、自己最多タイ9勝目
<ロ・西>2回以降は立ち直りを見せる佐々木(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ7―2西武 ( 2024年9月22日    ZOZOマリン )】 ロッテの佐々木朗希投手(22)が22日の西武戦(ZOZOマリン)に先発し、7回、107球を投げ4安打2失点に抑え、22年の自己最多に並ぶ9勝目を挙げた。10三振を奪い、5月17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来、今季3度目となる2桁奪三振をマークした。
 「なんとしても、チームが勝って終われるように、自分のやるべきことに集中して(マウンドに)上がりました。初回、すごくよくない立ち上がりだったんですけど、何とか点をとってもらって、どうにかたて直せて、7回まで投げることができて良かった」

 初回に2点を失ったが、しっかりと修正した。2回に3者凡退で切り抜けたが、決め球は3人ともスライダーだった。この回の15球中、直球は6球、フォークは3球で、6球がスライダーだった。直球、フォークボールにスライダーを交え、2回以降はわずか2安打。直球は最速159キロにとどまったが、10三振を奪った。「何としても勝たなきゃいけない試合だったので、勝てる作戦、方法を探りながら投げた」と話した。

 打線も佐々木を援護。同点の2回に藤岡の中犠飛、ポランコの左中間適時二塁打で2点を勝ち越し。3回、4回にも得点を重ね、佐々木の投球を楽にした。8試合ぶりの2桁安打となる13安打で7点を奪った。

 佐々木は前回15日の敵地での同戦では、野村大の頭部に死球を当てて初の危険球退場となり、6回0/3を5安打4失点(自責点3)で5敗目となったリベンジに成功した。

 これで自己最多タイの9勝目。「今年すごく野手陣に助けられる試合が多い。その中で9勝することができたので、次投げる試合は自分の力で勝てるように頑張りたいと思います」。チームにとっても大きな1勝だ。この日のデーゲームでクライマックスシリーズを争う4位の楽天がソフトバンク敗れたため、その差は2.5ゲームに広がった。佐々木も最低1試合は登板機会がある。2桁勝利を挙げ、チームをCSに導くために腕を振る必要がある。

 ▼吉井監督 初回は本調子じゃなかったんで、わりとイライラしながら投げていたと思うんですけど、よく我慢して7回まで投げてくれたと思います。(スライダー多投は)真っすぐがサッパリだったので、あの作戦しかなかったんじゃないですか。ああいうのができるというのは成長だと思います。自分たちのできることに集中して、それプラス積極的に、そしてみんなで勝ちを目指して頑張っていきたい。

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