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ソフトバンク4年ぶりV 4月から首位独走、圧巻167日間“一人旅” 窮地も一丸で乗り切った

2024年09月23日 21:19

野球

ソフトバンク4年ぶりV 4月から首位独走、圧巻167日間“一人旅” 窮地も一丸で乗り切った
<オ・ソ>リーグ優勝を果たし、胴上げされる小久保監督(上)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク9-4オリックス ( 2024年9月23日    京セラD )】 ソフトバンクが23日、オリックスを9-4で下し、4年ぶり20度目、1リーグ時代と合わせ22度目のリーグ優勝を果たした。4月5日に首位に立つと、4月10日以降は一度も首位に並ばれることなく、167日間首位を独走。7月には早くも優勝マジックを点灯させる“一人旅”だった。
 今季は西武からFA移籍で右の大砲・山川が加入。オスナを守護神に固定し、モイネロと大津が先発に転向した。さらに、開幕前には仲田、川村、緒方と3人の若手野手が支配下登録された。

 開幕投手は有原、打線は1番に球界屈指の俊足・周東、2番・今宮、さらに3番・柳田、4番・山川、5番・近藤の超強力クリーンアップが控えるオーダーで開幕。投高打低の傾向が強まる中でも衰えない得点力が、開幕3カード連続勝ち越しというスタートダッシュを支えた。

 4月5日の楽天戦(楽天モバイル)で単独首位に浮上。同28日の西武戦(みずほペイペイ)では今季初の5連勝で両リーグ最速の貯金10に到達した。翌29日も柳田の逆転サヨナラ3ランで3試合連続サヨナラ勝ち。4月は7連勝で締めた。

 5月17日の西武戦(みずほペイペイ)では、山川が両リーグ最速の10号到達。31日の広島戦(みずほペイペイ)では柳田が右太腿裏の筋損傷で痛恨の離脱。チームは2度の3連敗を喫したが、中盤では6連勝するなど、柳田不在の中でも13勝9敗と勝ち越した。

 6月4日の中日戦(バンテリンD)ではオスナがベンチ外となる中で、松本裕が3人で締めて逃げ切り、プロ10年目で初セーブを記録。層の厚さを見せた。6月は一度も連敗がなく、全カードで勝ち越し。貯金を最多28まで伸ばした。

 7月に入り、上旬にオスナが腰痛のため登録を抹消。それでも27日・オリックス戦(みずほペイペイ)では有原が12球団最速&球団としては2006年の斉藤和己以来となる10勝一番乗り。30日の楽天戦(楽天モバイル)では、不振に陥っていた山川が今季4度目の1試合2発と完全復活。山川の復調とともに、5度目の5連勝で7月も勝ち越しを決め、優勝マジック42を点灯させた。パ・リーグの「7月点灯」は1995年のオリックス以来29年ぶりで、貯金を30まで伸ばした。

 8月は、2日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に勝って、最多の貯金「31」に。9月に入ると、3日の日本ハム戦(同)から7日の西武戦(みずほペイペイ)まで今季ワースト4連敗を喫し、日本ハムに詰め寄られた。だが、翌8日の西武戦から16日まで7連勝で優勝マジックは「5」に。17日には近藤が右足首捻挫で登録抹消、18日には今季8勝を挙げていたローテーション投手の大関も背中の違和感で離脱するなど故障者が相次ぎ、足踏みしたが、一丸でリーグ優勝までたどりついた。

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