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ソフトバンク なぜこんな強い? 山川加入だけじゃない、「5番・近藤」の絶大なる効果

2024年09月23日 21:38

野球

ソフトバンク なぜこんな強い? 山川加入だけじゃない、「5番・近藤」の絶大なる効果
<オ・ソ>近藤(右)とハイタッチする山川(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 ソフトバンクが4年ぶりにリーグ優勝を果たした。20年の優勝を最後に21年から4位、2位、3位と優勝から遠ざかっていたが今季は圧倒的な強さを見せつけた。
 23日のオリックス戦に勝って135試合を消化し、昨季の536得点を超える577得点。左打者が多い打線にFAで山川を獲得したことで右の大砲が加わったことは当然、大きかった。ただ、小久保監督がポイントとしたのは「俺が全部やってたらあり得んかった」と振り返る「5番・近藤」の起用だった。

 開幕当初は3番に柳田がいたが、6月に右脚を負傷して離脱。空いた3番には「近藤を持ってくるかなと思っていた」と指揮官は振り返る。ただ、日々のオーダーを任せていた村上、村松の両打撃コーチは6番を打っていた栗原を3番に配置し、動かさなかった。

 小久保監督はその効果を解説する。「山川はホームランは打つけど得点圏打率は2割5、6分。1死三塁、内野下がってショートゴロでいいですよって言っても器用に打てない。それが残った時(近藤は)返してくれそう。(山川は)打ち取るのは怖いけども、あっさりなところもある。近藤はあっさりが比較的あんまりない」。ネクストに近藤が控える重圧もまた、4番の本塁打を増産させる。相乗効果が生まれた。

 「山川3番、近藤4番でもええんちゃうかなってのも考えたことあるけど。コーチ陣はずっと固定。今のところはそれが今年のここまでの要因かな。打線ではね」。山川が加入しただけではないコーチを信頼して任せた指揮官の決断もまた、打線を活性化させた。

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