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20年ぶり古巣で豪快一発の松井秀喜氏「ケガしたけど代わる選択肢はなかった。無理してよかった」

2024年09月23日 16:52

野球

20年ぶり古巣で豪快一発の松井秀喜氏「ケガしたけど代わる選択肢はなかった。無理してよかった」
<KOBE CHIBEN・高校野球女子選抜>8回、東京ドームで3ランを放つ松井氏(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【エキシビションマッチ   KOBE CHIBEN ― 高校野球女子選抜 ( 2024年9月23日    東京ドーム )】 マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)率いるアマ野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが東京ドームで行われ、「KOBE CHIBEN」が17-3で大勝した。
 かつての本拠に“帰還”した元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(50)は「4番・中堅」で先発。1安打4四球で迎えた8回2死一、三塁の第6打席で外角球を引っ張り、右翼席へ豪快な3ランを放った。初回の守備で右足を痛めて2回から三塁の守備位置に移り、出塁するたびに"臨時代走"を送られていたが、最後の打席でヤンキース時代の2004年開幕戦以来20年ぶりとなる古巣での一発。"代走要請"を断られ、足をひきずりながらベースを1周してホームインすると、立ち上がって拍手を送っていたイチロー氏と抱き合って喜んだ。

 前日22日にニューヨークから戻った松井氏は「もう(打席は)回ってこないと完全に気を抜いていたら来ちゃったんで、ちょっと意識してホームランというスイングでいきました」と話した。初回でのケガに「情けない」と苦笑しながらも、「この球場でお客さんがこれだけ入って、ケガしたけど代わるという選択肢はなかった。最後まで無理してよかった。こんな良いことが起こるは思わなかった。東京ドームの力が最後の1打席につながった」と感慨深げに振り返った。

 イチロー氏が真剣に野球に取り組んでいると聞き、「遊びじゃいけないと、この何週間かは久しぶりに野球と向き合った」という。来年の参加を促されると、「まずはケガを直してから」と予防線を張りながらも、「東京ドームでこの歓声を聞いちゃうと…。完治次第です」と継続参戦に含みを持たせた。

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