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田淵幸一氏 見応えのあるGT天王山 巨人は不調坂本の起用法が重要なポイントに

2024年09月23日 05:30

野球

田淵幸一氏 見応えのあるGT天王山 巨人は不調坂本の起用法が重要なポイントに
<神・巨>6回1死満塁、二飛に倒れる坂本。投手才木(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人0―1阪神 ( 2024年9月22日    甲子園 )】 【田淵幸一 視点】見応えのある天王山、いい試合を見せてもらった。絶対に負けられない阪神と比べて、マジックの出ている巨人の方がガチガチだった。阿部監督は重圧がかかるのを見越してベテランを起用した。才木より出来が良かった菅野は99点の働き。才木に相性がいい長野も2安打と結果を出した。しかし、坂本が大ブレーキになった。
 2回無死一、二塁でフォークを打ち上げ浅い中飛。1点を先行された直後の4回1死一、三塁。犠飛でも同点の場面で才木の内角低め147キロ直球に詰まって二飛に倒れた。6回1死満塁でも真ん中高めの148キロに詰まって二飛。最低限の仕事もできず、ベンチに下がった。百戦錬磨の坂本だが年齢的なものもあって、甘いコースでも直球に差し込まれる。特に若いパワーピッチャーとの対戦は厳しいものがある。きょう23日の試合で起用するのかどうか。残り試合、阿部監督の坂本の使い方が巨人の重要なポイントになる。

 才木はさすが2桁勝って防御率1点台。6回無死満塁。ピンチになればなるほど強気。気持ちの込もった直球勝負は見事だった。阪神の本当のエースになった。阪神が2連勝すれば流れは大きく変わる。優勝争いがさらに分からなくなる。(スポニチ本紙評論家)

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