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阪神・秋山の引退を「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン」と「アニマル・ドネーション」がねぎらう

2024年09月25日 05:15

野球

阪神・秋山の引退を「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン」と「アニマル・ドネーション」がねぎらう
秋山と「アニマル・ドネーション」の代表理事、西平衣里さん Photo By 提供写真
  阪神・秋山が23年に訪問した、認定特定非営利活動法人で行き場を失った犬、猫の保護などを行っている西宮市の施設「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン」が、現役引退に際して、ねぎらいの言葉を寄せた。
 「阪神で15年間、本当にお疲れさまでした」

 秋山が来訪した際、スタッフの石本理佐子さんが印象に残ったのは「優しさ」だった。「人見知りをしがちなワンちゃんも、おなかを見せて秋山さんになでられていました」。1メートル88センチ、101キロの秋山。大柄な体格を持つ人には緊張して固まってしまうことが多いという保護犬だが、柔らかい笑顔で接し、訪問してすぐに何匹もの犬が秋山の元に集まったという。

 「こんなに早く打ち解けるのは見たことがなかったですね」

 加えて、秋山が訪問したことで地元・西宮市民からの支援も増え、応援の言葉をもらうことも多くなったと語った。

 「ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン」は子ども教育も活動の一環として行っている。「優しい秋山さんとのイベントなら、子どもたちも保護犬たちも喜ぶ。今後とも一緒に活動させていただきたい」と石本さん。野球教室×保護犬とのふれあいを同時に行うようなイベントも思い描いていた。

 また寄付を行っていた、日本初の動物関連団体へのオンライン寄付サイトを運営する公益社団法人「アニマル・ドネーション」の西平衣里代表理事も「本当に15年間お疲れさまでした」とメッセージを送った。

 秋山が行った活動には「興味がない限り施設にはきてもらえない。そんな中、メディアの方もたくさん来ていただき、知らない方にも知っていただく機会ができた。本当にありがたい」と頭を下げる。

 施設にはなかなかすぐに譲渡が決まらない犬もたくさんおり、職員も複雑な思いを抱く。そんな中、訪問した秋山にみんなが笑顔になった。「関西のスーパーヒーローが来てくださった」。明るく人懐こい笑顔を見せる右腕の人柄に「犬も職員もとても明るい気持ちになりました」と西平さんは話す。

 「引退されても新人の方や、後輩の方にもこういった活動を勧めていただけたら」と広く認知されることを願った。

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