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ソフトバンク ポストシーズン秘密兵器だ ダウンズら6選手が1軍合流へ

2024年09月25日 05:25

野球

ソフトバンク ポストシーズン秘密兵器だ ダウンズら6選手が1軍合流へ
<ウエスタン 神・ソ>2回、3点適時二塁打を放つダウンズ(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクがきょう25日に6選手を1軍合流させることが24日、分かった。小久保裕紀監督(52)はシーズン残り8試合を有効活用するために、投手4人、野手2人を呼び寄せる。野手では新外国人のジーター・ダウンズ内野手(26)と谷川原健太捕手(27、写真)が今季初昇格の見込み。クライマックスシリーズ(CS)に向けた戦力チェックが始まる。
 ポストシーズンの秘密兵器となれるのか――。24日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)での最終調整を終え、新助っ人ダウンズが1軍へ合流する。

 「(日米で)同じ野球ですけど違うところもある。時間をもらって学ぶこともありました。素晴らしい機会をもらっている。やってきたものをしっかり出せるようにしたい」

 17年のドラフトで全米1巡目でレッズに指名され、8月に来日し、ファームでは主に遊撃、二塁を守ってきた。入団時、小久保監督は来季以降の戦力を見据えての獲得だと説明したが、有事にも備えてポストシーズンで計算できれば頼もしい。この日は「1番・二塁」で出場し、2回に1死満塁から左中間を破る走者一掃の適時二塁打など2打数1安打3打点。2軍では打率・259だが、10四球を選び出塁率・368。勢い十分に1軍での猛アピールを目指す。

 野手では谷川原も満を持しての合流だ。捕手1本で勝負をしたシーズン。甲斐、海野の「捕手2人制」の影響もあって、ここまでは2軍暮らしが続く。「チームは優勝が決まりましたけど、僕にとっては見せるチャンスなので。1年やってきたことを見せます」と言葉に思いを込めた。

 チームは23日に4年ぶりのリーグ制覇を果たした。ただ、小久保監督はすぐさま次を見据える。優勝スピーチでは「明日以降はクライマックスシリーズに向けての戦術に切り替えていきたい」と宣言したように、残り8試合を完全な消化試合にするつもりはない。

 投手と合わせると実に6選手が1軍合流する見込み。若手に経験を積ませるのと同時に、ポストシーズンに向けた戦力も最終的に見極めていく。すべては4年ぶりの日本一のためだ。就任1年目で覇権を奪回した背番号90が、最後の瞬間まで隙なく戦っていく。
 (木下 大一)

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