×

日本ハム清宮が「全集中」だ!今日こそ、何がなんでもエスコンでCS決める

2024年09月25日 05:30

野球

日本ハム清宮が「全集中」だ!今日こそ、何がなんでもエスコンでCS決める
日本ハム・清宮 Photo By スポニチ
 “全集中”とは、人気漫画「鬼滅の刃」の中で使われたフレーズで、「全ての意識を一つのことに集中させる」という意味を持つ。清宮は言う。「やれるのは勝つことだけなので。そこに“全集中”です」。新庄政権初で、自身2度目となるCSへ。求めるものはただ一つ、勝利のみだ。
 7月以降は打率・338、12本塁打、41打点の好成績で、間違いなくシーズン中盤からの躍進を支えてきた一人だ。23日の西武戦は敗れたものの、2安打を放って5試合連続安打とするなど打撃の状態もいい。「ファンの皆さんの前でいいところを見せたいですね」と4試合ぶりに戻る本拠地で暴れるつもりだ。同戦では9回に右膝下に自打球を受けて心配されたが、試合後にアイシングや電気治療を施し「大丈夫です」と力強い。

 CSを争う現在4位・楽天との2連戦だが、今季の清宮は好相性とデータも後押しする。14試合で打率・340、3本塁打、10打点の数字はチームにとっても心強いが、「でもいい投手が多いので、全然気を抜けない。必死に打っている感じ」と強調。残り9試合で1勝すればCS進出が決まる圧倒的に優位な状況だが、新庄監督も「気を抜くと野球は怖い」と言うように、チーム全体で油断はない。

 本拠地で決める!6年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出に王手をかけている日本ハムは25日、本拠地エスコンフィールドで楽天戦を迎える。今季の同戦は打率・340と好相性の清宮幸太郎内野手は現在5試合連続安打中と状態も上向いており、勝てば決定する18年以来となるクライマックスシリーズ(CS)進出へ、打線のキーマンとなる。北海道のファンと歓喜の瞬間をともに味わう。

 CS進出となれば、新人だった18年以来。同年はファーストS第3戦でソフトバンクに敗れ、その試合終了の瞬間にネクストバッターズサークルにいたのが、代打として準備していた清宮だった。「覚えています。1年目で、味方だけど場違いみたいな。大人が本気を出して、一つの勝ちをもぎ取る執念を凄い感じた」と振り返る。翌19年以降は5年連続Bクラスに沈む中、今は立派に主力として戦っている。

 23日にソフトバンクにリーグ優勝は譲ったが、この2連戦で連勝すれば一気に2位を確定させ、ファーストSの本拠地開催も決まる。「優勝は決まったので、何がなんでもエスコンでクライマックスやりたい。そこだけ」。清宮は自らのバットで節目の1勝を誓う。さあ、全集中だ。(田中 健人)

おすすめテーマ

野球の2024年09月25日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム