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阪神・秋山 記者が忘れられない15年前の衝撃「あれがプロに行く選手か…」

2024年09月25日 07:00

野球

阪神・秋山 記者が忘れられない15年前の衝撃「あれがプロに行く選手か…」
09年3月24日、初回に西条・秋山(左)と対戦したPL学園・石崎は送りバントに失敗し、三飛併殺に倒れる Photo By スポニチ
 【ウエスタン・リーグ   阪神7―8ソフトバンク ( 2024年9月24日    鳴尾浜 )】 【記者フリートーク】今年の春季キャンプ最後の休日だった2月21日。「あそこはうまいんよ」。阪神・秋山からの誘いで通い慣れた沖縄そば店に2人で出かけた。ランチ後は、なぜか?パチンコの話で盛り上がった。「(パチンコを初めてやったのは)沖縄だったな。もう何年もやってないな…」。帰りの車中、何となくこれまでの現役生活を回想しているように感じ、失礼を承知で聞いてみた。「仮に体が大丈夫で、もし他球団から声がかかったらどうする?」。即答だった。
 「阪神でずっとお世話になってきたから、俺は阪神で終わるよ」

 今から15年前、09年の選抜大会。3日目第3試合でPL学園の2番打者だった私は秋山擁する西条と対戦した。初回無死一塁で送りバント失敗。初球を三飛併殺だった。打席では真ん中のストライクに見えたボールは、後から映像を見ると完全なボール球。「あれがプロに行く選手か…」。その衝撃は今でも鮮明に覚えている。

 私が阪神担当に着任した22年以降、秋山が脚光を浴びることは少なかった。それでも高校時代に白球を通して深まった縁に感謝しかない。プロ15年間を全うした自慢の右腕に大きな拍手を送りたい。(阪神担当・石崎 祥平)

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