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広島・小園 初の全試合出場に闘志「最後まで出られたら」残り9戦、CS譲らん

2024年09月25日 05:05

野球

広島・小園 初の全試合出場に闘志「最後まで出られたら」残り9戦、CS譲らん
広島・小園 Photo By スポニチ
 広島・小園海斗内野手(24)が初の全試合出場を射程圏内に捉えた。ここまで134試合に出場し、打率・285、2本塁打、キャリアハイの59打点をマークする6年目。3位・DeNAを0・5ゲーム差で追い、クライマックスシリーズ(CS)進出が懸かる今季残り9試合に向け「まずはCSに行けるように。あと9試合頑張りたい」と力を込めた。 
 新春に掲げた目標達成が近づいてきた。ここまで134試合に出場し、6年目で自身初の全143試合出場へ残るは9試合。小園は言葉に力を込める。

 「そこが目標。数字どうこうより、まずはそこ。数字は後から付いてくるものだと思うので、最後まで出られたらと思います」

 昨季は開幕から打撃不振に陥り、かつ「野球と真摯(しんし)に向き合い、もっと視野を広げてほしい」という首脳陣の思惑もあって2カ月半、2軍暮らしを続けた。その経験から芽生えたレギュラーとしての自覚。体へのケアも怠らない。

 「一番は体。変わったことはしていませんが、痛いところはないので。ストレッチを怠ってはダメですけど、ケアもそうですし」

 試合に出るだけではない。「数字は後から付いてくる」と言うように、今季の打撃成績は上々だ。リーグ8位の打率・285をマークし、59打点は自己最多を更新中。とりわけ光るのが得点圏打率・352で、堂々リーグ3位につける。

 「3~5番はチャンス(で回るケース)が多い。毎回得点圏にランナーがいるな…という印象。結果を出さなきゃいけない…とか、得点圏だから…とかは特にないですね」

 明らかな場慣れ。持ち前の打撃センスに適応力が合わされば、得点圏での好成績も必然と言える。一方で、本職のショートを矢野に譲り、サード転向となった守備については反省を口にする。

 「まだまだかな…と思います。めっちゃ迷惑をかけている。どこでもやらないといけないと思いますし、対応しないといけない」

 長く首位を走りながら、勝負の9月に4勝16敗と急失速し、4位まで後退したチーム。6年ぶりVの可能性は完全消滅したとはいえ、せめてCSには2年連続進出したい。小園も同じ思いを抱いている。

 「まずはCSに行けるように。残り9試合あるので頑張りたい」
 今季134試合で中軸を担い続ける24歳。個人目標の全試合出場を果たし、目下0・5ゲーム差の3位・DeNAを、残り9試合で追い抜く意気込みだ。

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