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日本ハム鍵谷が引退会見にユニホーム姿で登場 きょう楽天戦先発「行けと言われたところで行くのが仕事」

2024年09月25日 13:40

野球

日本ハム鍵谷が引退会見にユニホーム姿で登場 きょう楽天戦先発「行けと言われたところで行くのが仕事」
<日本ハム鍵谷引退会見>花束を手に笑顔で写真に納まる鍵谷(左から)北山サブマネージャー、鍵谷、伏見(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 今季限りで現役引退を表明した日本ハム・鍵谷陽平投手(34)が25日、本拠地エスコンフィールド北海道で引退会見に臨んだ。
 背番号60のユニホーム姿で登壇した鍵谷は「もう夢のような時間でした。僕みたいな野球選手が七飯町から出てきて、高校を札幌で過ごし、大学を東京で過ごしてまさか地元球団のファイターズに入れるとも思わなかったし、ここまで投げられるとは思わなかった。関わってくれた人、全てに感謝したい」と、晴れやかな笑みを浮かべた。

 昨オフに巨人を戦力外となり、今季から育成契約で5年ぶりに古巣復帰。7月に支配下昇格を果たすも、ここまで1軍登板はなかった。引退を決断した理由について「こういう仕事なので毎年勝負だと思っている。昨年巨人を戦力外となってから、ファイターズで1年契約してもらって考えていた。もちろん1軍の戦力になりたい気持ちもあったが、同時にどう最後を過ごすかも毎日考えていた」と振り返る。

 北海道出身選手では球団初の引退試合&セレモニーとなる。勝てば6年ぶりのCS進出が決まる楽天戦で先発登板という“大役”を任され「正直な感想を言うと戸惑いの方が大きかったが、僕のプロ野球生活12年間、行けと言われたところで行くのが仕事。行けと言われたからには、仕事を全うしたい。こればっかりは真剣勝負。12年間で培ってきた気持ちと技術を全て使って抑えたい」と、意気込んだ。

 会見後にはサプライズでともに同学年で北海道出身の伏見と、元巨人、日本ハムで活躍した北山進マネジャー(34)から花束を贈呈された。伏見は東海大四、北山は駒大苫小牧出身で高校時代にしのぎを削った仲間からねぎらいの言葉をもらった鍵谷は「もうやりきりました。おなかいっぱいです」と、涙はなかった。
 
 ◇鍵谷 陽平(かぎや・ようへい)1990年(平2)9月23日生まれ、北海道七飯町出身の34歳。北海では3年夏に甲子園出場。中大から12年ドラフト3位で日本ハム入団。1年目の13年4月14日のオリックス戦でプロ初勝利を挙げ、北海道移転10年目の節目に球団では道産子初の勝利投手となった。19年途中に巨人へトレード移籍。1メートル78、86キロ。右投げ、右打ち。家族は妻で元女優の青谷優衣、一女。

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