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【鳴尾浜30年を振り返る】2010年9月25日 矢野引退試合は超満員!ファン515人が涙

2024年09月25日 16:40

野球

【鳴尾浜30年を振り返る】2010年9月25日 矢野引退試合は超満員!ファン515人が涙
鳴尾浜球場での引退試合で胴上げされる矢野 Photo By スポニチ
 1994年10月に完成し「平成の虎の穴」として多くの猛虎戦士を育てる礎となった兵庫県西宮市にある鳴尾浜の阪神2軍施設は今季をもって終わりを迎え、来年3月には同県尼崎市に完成する新施設に移転する。汗、涙、感動など数々のドラマを生んだ鳴尾浜の30年を振り返る。
 現役引退を表明していた矢野燿大が2010年9月25日のウエスタン・リーグ最終戦だった中日戦に途中出場。同点の8回1死一塁から代打で左前打すると9回の守備では下柳剛と最後のバッテリーを結成。4月25日以来のマスクだったが「シモやから違和感なくできた」2死一、三塁のピンチも代打セサルを空振り三振に仕留めると、マウンドに駆け寄り二人で抱き合った。

 試合後のセレモニーでは、97年まで在籍した7年間で正捕手への道を阻んだ中日・中村武志2軍バッテリーコーチから花束を受け取る運命的なシーンも。最後は中日、阪神ナインの手によって5度ずつ宙を舞い、入場制限が出るなど超満員となる515人のファンの多くが涙した。

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