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【鳴尾浜30年を振り返る】2011年9月23日 下柳、最後のタテジマ…ファンの「ありがとう」に胸アツ

2024年09月25日 17:05

野球

【鳴尾浜30年を振り返る】2011年9月23日 下柳、最後のタテジマ…ファンの「ありがとう」に胸アツ
鳴尾浜での引退試合を終え、捕手・矢野と握手の下柳 Photo By スポニチ
 1994年10月に完成し「平成の虎の穴」として多くの猛虎戦士を育てる礎となった兵庫県西宮市にある鳴尾浜の阪神2軍施設は今季をもって終わりを迎え、来年3月には同県尼崎市に完成する新施設に移転する。汗、涙、感動など数々のドラマを生んだ鳴尾浜の30年を振り返る。
 戦力構想から外れた下柳剛2011年9月23日のウエスタン・リーグ、オリックス戦に先発し2回を2安打無失点。阪神でのラスト登板を元同僚の矢野燿大氏や右翼席後方の走路にまで陣取ったファンら1300人が見守った。

 初回、先頭打者を空振り三振。2死から安打と四球で一、二塁とされたが後続を断った。2回も安打と失策が絡んで得点圏に走者を背負ったが、老練な投球術で得点を許さず。プロ21年目の生きざまを見せつける38球は現役続行への熱い思いも詰まっていた。

 登板後はスタンドに深々と頭を下げ、感謝の一礼。「うれしいよね…」。ファンが送った「ありがとう」が、ベテラン左腕の胸をいっぱいにした。

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