×

【阪神・岡田監督語録(上)】無言の23日巨人戦振り返る「あれで終わりよ。あの一球で」

2024年09月26日 05:15

野球

【阪神・岡田監督語録(上)】無言の23日巨人戦振り返る「あれで終わりよ。あの一球で」
険しい表情で練習を見つめる岡田監督(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神は25日、27日の広島戦(マツダ)から始まる残り5試合へ向けて甲子園で練習した。岡田監督は報道陣に対応し、0―1で敗れた23日巨人戦の佐藤輝の打撃に言及した。
 ―残り5試合。変わらず今まで通り。
 「そら、いつもの通りよ。一緒や」

 ―当然全部勝たないと。
 「全部勝たんとって、1試合1試合や、言うてるんやから」

 ―日程的には、巨人は移動があったりする。
 「そうやな。もう、向こうが1試合先に進むからな。こっちはもう見るしかないやんか」

 ―改めて選手に訓示などは?
 「言うてないよ」

 ―選手もわかっている。
 「もうずっと積み重ねやからな。そんなんは。そんなん、いちいち言えへんよ。プロやねんから、分かるやろ。それができへんかったら負けるいうことよ。点が入らんいうことよ」

 ―ビーズリーは改めて先発に?
 「先発やん。書いてるやん、新聞に」

 ―先発の枚数的に、1試合で2投手を使ったりは。
 「いやいや、そんなんは。それは戦略やから、言われへんやんか。今日はベンチに誰が入っているか、見たらわかるやん。そういうことやん」

 ―きつい状況には変わりないが……。
 「絶対優勝するみたいな感じでやってるけど、そんなんわからへんやん、勝負やねんから。ええ?(球団の歴史の)90年近くで(連覇を)やったことあるんか?そんなことに挑戦してるんやで。簡単に優勝できるって、何を言うてんのやって思うけどなあ。そんな例はないわけやろ?それに挑戦してるんやで。俺らは。なんで前向きに言われへんのかな。ここまで来てさ。まだチャンスがあるわけやからさ」

 ―これだけのことにチャレンジできる状況にいる。
 「それはここまで悪いなりにな、なんとかしのいで頑張って来た結果やないか。それを言わんと」

 ―選手から昂ぶりを感じるか。
 「感じへんよ。何も感じへんよ。なんで?もう技術じゃないやん。打ち方じゃないやん。状況や、状況のバッティングや、それだけや。それができるかできないかで点が入るか入れへんかわかるっていうことやんか。わかるやんか、試合を見てたら。ええ?ヒットを打ちに打席に入るのも必要やけど、状況に応じたバッティングもあるやんか。(巨人)坂本のライト前を見てみいよ。あんな打ち方をしてもヒットはヒットなんよ。あれ、見送ったらボールやで。そういうことや。それは状況やないか。バットに当てたら何とかなるとかな。最悪、セカンドゴロでも打ったらサードに進むとかな。この時期に来て、相手も優勝がかかってる、簡単にヒットを打てるボールなんか来るかっていうの。当たり前や。ましてやホームランを打てるボールなんか来るわけないやん。(22、23日の巨人戦で)ホームランが出たか?両方とも一緒やんか。ホームランは流れを変えられるから、絶対にホームランなんか打たれへんように投げるわけやんか。それをホームランとか狙っとったら無理やわ。それをわからんと打席に立ってるようじゃ、そら無理よ。点が入らんの当たり前やんか。1人でもそんなんがおったらあかんわ。完璧に失敗したよ。(佐藤輝に)進塁打のサインを出したら良かったと思た。でも、もうここにきたら分かるやろと思ったけどなあ、まだ分かってなかったな。あれで終わりよ。あの一球で。(6回無死二塁で打ち上げた)フライアウトで終わりよ。自分も終わりやけど、チームとしても終わるわけわからな。試合重ねてきてそこまで縛ることでけへんからな。そらもう分かるやろ。アウトになってもええやんか。フライアウトとセカンドゴロの違いっていうのは、小学生でも分かるやんか。それだけよ」

 ―次に同じ場面が来たら、指示をしないといけないか。
 「バントを出すよ。バント要員を(代打で)行かす。熊谷か誰かを行かせてワンアウトサードをつくるよ。しかし、ランナーを進めたくないようなピッチングもするからな、配球的に。それを(サインで右打ちを)縛るのも難しいねん。でも、何とかポイントを前にしてな、形だけでもセカンドゴロを打つとかな、そのぐらいはやるやろなあ思たけど」

おすすめテーマ

野球の2024年09月26日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム