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強心臓と制球力で狙うはプロ初勝利 光れ!ソフトバンクの“ソトティライミ”

2024年09月26日 13:05

野球

強心臓と制球力で狙うはプロ初勝利 光れ!ソフトバンクの“ソトティライミ”
ソフトバンクの木村光 Photo By スポニチ
 ずっと前から似ていると思っていた“ソトティライミ”の案件を少々―。4年ぶりにリーグを制したソフトバンクの歓喜のビールかけ終了後、オリックス戦を終えた24日の午前2時頃のことだった。優勝取材の続く、大阪市内の宿舎で高谷バッテリーコーチが「おう、なおと~」と、ある右腕に声かけした。だが、その名前は「ひかる」だ。確かに木村光投手(24)はシンガーソングライターのナオト・インティライミ(45)に顔が似ている。
 「もう、育成選手のときからずっと言われてきましたよ。不意に“ナオト~”とか言われても、振り向けないんですよ。最近はバレーボール日本代表の石川(祐希)選手にも似ていると言われます」

 いやいや、断然、ナオト寄りだ。22年に育成ドラフト3位で入団。23年7月に支配下選手登録された際にも「ナオト・インティライミ似右腕」と先駆者気取りで書いたが浸透しなかった。同年はけがもあって、1軍戦出番なしも9月3日の日本ハム戦でプロ初登板。リーグ優勝まで3試合、計4イニングを投げて2安打無失点、6三振の好投で貢献した。投げるたびに「また光った」と言われてきた。

 チームの支配下選手で唯一の奈良県出身選手。同県の公式マスコット「せんとくん」には似ていない美白の好青年だ。強心臓と制球力、さらにフィールディングのうまさが魅力で、中でも外角球の切れが光るだけにインティライミではなく「ソトティライミ」での再浸透を提案してみた。

 ビールかけ後の余韻に浸る男は「もう、何でもええですよ。僕も頑張りますので、とにかく、売り込んで頂ければ」とナオトスマイルを光らせた。まず、狙うはプロ初勝利。光れ、ソトティライミ。(井上 満夫)

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