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記録的大失速の広島 9月4度目4連敗で月間18敗目…球団ワーストタイ記録あと1 ついに借金生活

2024年09月26日 21:16

野球

記録的大失速の広島 9月4度目4連敗で月間18敗目…球団ワーストタイ記録あと1 ついに借金生活
<広・ヤ>5回、4失点する床田を見つめる新井監督(左)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島4―6ヤクルト ( 2024年9月26日    マツダ )】 広島が今月4度目の4連敗でついに借金1となった。この敗戦で今月18敗目(4勝)。最大14あった貯金を全てはき出し借金生活に突入する記録的な大失速で、1953年9月、93年9月以来31年ぶりとなる3度目の球団ワースト記録となる月間19敗にあと1となった。なお、セ・リーグの月間最多敗戦記録は2019年5月のヤクルトなど4球団が記録した20敗。
 8月28日の中日戦(バンテリンD)で自身シーズン最多となる11勝目を挙げてた先発の床田が初回からピリッとしなかった。2死からサンタナに右前打を許すと、4番・村上に先制33号2ランを被弾。苦しい左腕の立ち上がりに本拠・マツダが重いムードに包まれた。

 0―2で迎えた5回には4安打を浴び、四球やエラーも重なり、さらに4失点。結局この回を投げ切り5回111球8安打6失点(自責4)で降板となった。これで自身最多となる12勝にリーチをかけてから登板3連敗。ベンチでぼう然とした表情で汗を拭った。

 打線は6点を追う5回に床田の代打で打席に入った中村奨が見逃し三振に倒れたが、そこから秋山が四球、続く坂倉が右翼線を破る二塁打、そして矢野が右前2点適時打を放ち反撃。小園も右前打で続いたが、野間が併殺に倒れ2点止まりに終わった。

 5回までの6失点が重くのしかかり、7回と9回に1点を返すも勝利には届かず。今月4連敗、6連敗、4連敗に続く4度目の4連敗でシーズン65勝66敗5分けの借金生活に転落した。月間敗戦数の球団ワーストタイにあと1、セ・リーグのワースト記録まであと2に迫った。首位で迎えながら悪夢の18敗目を喫した9月は、残り3試合。9月を首位で迎えたチームがBクラスでシーズンを終えたことは、これまでのプロ野球の歴史で一度もない。シーズンも残り7試合。自力クライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消えた中で、逆転CS進出を信じつつも、屈辱の記録との戦いが続く。

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