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先発投手陣手薄なドジャースはPSを勝ち進めるのか?ポイントは打線、そしてロバーツ監督の投手起用

2024年09月27日 07:27

野球

先発投手陣手薄なドジャースはPSを勝ち進めるのか?ポイントは打線、そしてロバーツ監督の投手起用
ドジャース・ロバーツ監督(撮影・柳原直之) Photo By スポニチ
 スポーツ専門局「ESPN」電子版が、先発投手陣が手薄なドジャースが果たしてポストシーズンを勝ち抜けるかどうかを論じている。
 現状、ド軍は故障者続出に苦しんでいる。タイラー・グラスノー、ギャビン・ストーンが抜け、クレイトン・カーショーは復帰を目指している。リーテーションを担うウォーカー・ビューラーは不調で、ジャック・フラーティや山本由伸にも不安があることは否定できない。

 大多数の関心事は「ドジャースはこれを補うほど打てるのか?」だ。MVPトリオはここまで力強くチームをけん引してきたが不安要素はある。ムーキー・ベッツは過去2年の地区シリーズで25打数2安打、フレディ・フリーマンは今年はスイングの感覚があまり良くないとされている。大谷翔平も調子にムラがあるだけに。3人が全員、1週間調子を落とし、シーズンが早々に終わる可能性もある。

 しかし一方で打線の層は厚い。テオスカー・ヘルナンデスは好調維持、ギャビン・ラックスが本領発揮、マックス・マンシーが健康を取り戻し、ミゲル・ロハスが予想外の活躍を見せている。加えて新加入のトミー・エドマンはドジャース打線に必要なコンタクト技術を持ち絶好調だ。

 そんな中、看板記者のジェフ・パッサンはデーブ・ロバーツ監督が残っている投手をいかにうまく活用するかがポイントだとしている。グラスノーに加え、他、リバー・ライアン、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、エメット・シーハンといった投手がケガで離脱しているが、それでもブルペンには好投手は残っている。

 ブルペンはMLBで2番目に多い投球イニングを記録しており、彼らがポストシーズンで力を見せつける。特にブラスダー・グラテロル、ブレーク・トライネン、マイケル・コペック、そこに104マイルの速球を誇るエドガルド・エンリケスが名を連ねる。

 ポストシーズンは公式戦よりも休養日が多い。ロバーツ監督の起用が勝敗の分岐点となる。問題はドジャースはこのままでいくと、地区シリーズでパドレスと当たる可能性が高いこと。先発投手陣が最強。パッサン記者は2年前のようにシリーズでパドレスが勝っても驚きではないとしている。

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