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大谷抜けたエンゼルス、球団ワースト96敗目 "最弱"ホワイトソックスに完敗で44年ぶり記録更新

2024年09月27日 09:28

野球

大谷抜けたエンゼルス、球団ワースト96敗目 
右肩を負傷して交代するエンゼルスのネト(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   エンゼルス 0―7 ホワイトソックス ( 2024年9月26日    シカゴ )】 ア・リーグ西地区最下位のエンゼルスは26日(日本時間27日)、敵地シカゴで中地区最下位のホワイトソックスに0-7で完敗。球団ワースト記録となる今季96敗目(63勝)を喫した。従来の記録は1968年と80年の95敗で、44年ぶりの更新となった。
 あと1敗で史上ワースト記録のシーズン121敗に到達するMLB最低勝率のホワイトソックスに3連戦3連敗。この日は先発左腕のアンダーソンが4回まで1安打無失点と踏ん張っていたが、5回に失策絡みの1死満塁から連続適時打を浴びて降板。2番手右腕フルマーも相手の勢いを止められず、この回7点を奪われた。打線も6安打無得点に抑えられ、今季23本塁打、30盗塁をマークしている2番のネトは4回に盗塁を試みた際に右肩を負傷して交代した。

 昨季までも大谷翔平(現ドジャース)、トラウトとMVP2人を擁しながら成績が振るわず、今季は大谷が移籍した上にトラウトも4月末に離脱して左膝を手術。主力打者のレンドンも相変わらずの故障続きで、10年連続プレーオフ出場なし、9年連族5割以下、99年以来25年ぶりの地区最下位が確定している。

 それでも今季就任したワシントン監督は「ポジティブな面を見ている」とコメント。「もちろん、これだけ多くの試合に負けたことは分かっている。誰もそんなことは好きじゃないし、私ももちろん嫌だ。だが、それが我々の成績だ」と説明した上で、「これだけ負けたからとは言いたくないが、振り返れば、我々は若手を起用して、彼らも学んでいた」と前向きにとらえた。一方、捕手のオハピーは「かなりうんざりだよ。春になって状況が良くなると期待していたのに、こんなことになるなんて。こんな成績のチームではないと思うが、結果は結果だ。誰も納得していない」と苦い表情。「楽観的になるしかない。ファンは勝利を見たいし、我々も勝ちたい。1年中眠れない夜を過ごすのにも飽きた。ただイライラするだけだ。乗り越えないといけないと分かっているが。それでいいわけじゃない」と話した。

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