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大院大が秋季リーグ初勝利 DH坪井謙真が豪快3ラン

2024年09月27日 14:20

野球

 【関西六大学秋季リーグ戦第5節   大院大7―4大経大 ( 2024年9月27日    ほっともっとフィールド神戸 )】 最下位に沈む大院大が2位の大経大に快勝した。大院大は秋季リーグ7試合目で初勝利を挙げた。春季リーグでは2敗した相手。阪神OBの中村良二監督(56)にとっては阪神でコーチ経験のある大経大・高代延博監督(70)に初めて勝利した。
 大院大は大経大の先発・常深颯大投手(2年)の立ち上がりを攻めて、初回先頭のエドポロ・ケイン中堅手(3年)が右翼線に二塁打すると死球や相手野選が絡んで2点を先制した。

 3回には一死一、三塁で5番・指名打者の坪井謙真捕手(4年)が1―1からの3球目を左翼席に放り込んだ。「ストレートを待っていました。今までは実力不足で試合に出られなかったのですが、振り込んで感じをつかみつつあります」と会心の一振りを振り返った。先発の山内秀陛投手(3年)も走者を出しながら7回を0封。8回に4連打されて4点を失ったが、難敵の大経大を相手に先勝することに成功した。

 中村監督は「練習をしている人が結果を出してくれました。坪井は不器用な子ですけど、一人でバットをよく振っていて。前節(大商大戦)から入れたらフェンス直撃の二塁打を打って。今日も起用したらいいところでスリーランしてくれた」と褒めた。山内に対しては8回のピンチで中村監督自らマウンドに行って“続投”を告げた。「ウチのエースなんで試練です。9回は代わりますって自分で言ったんで。代わった中川(大空=3年)が先頭に四球を出してバタバタしましたが、彼らは経験がないから。ここは私が我慢しないといけないんだろうと思いました」と振り返った。

 2季目となる中村監督にとっては単なる1勝ではない。「練習している子が活躍するから“野球部”が活性化する。多分、彼らはここから帰ったら練習したりするんですよ。朝も4時に起きて練習して6時半に出発。もう、眠くって…。学生、だいぶ増えましたよ。早く来て練習したり、終わってからも練習したり。去年なんかなかって言うんですから」練習の手応えが試合結果につながったことが何より嬉しかったに違いない。

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