×

阪神・近本 得点すれば勝率.784 残り5試合全勝へ「僕は先頭で塁に出るのが仕事」

2024年09月27日 05:15

野球

阪神・近本 得点すれば勝率.784 残り5試合全勝へ「僕は先頭で塁に出るのが仕事」
打撃練習する阪神・近本(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 残り5試合の5連勝を引き寄せるには、阪神・近本の出塁がカギを握っている。得点を記録した今季53試合でチームは40勝11敗2分け、勝率・784と8割近い。リーグ3位の68得点を誇り、出塁がチームの勝利に直結してきた。だからこそ、普段通りに臨む。全体練習後、表情を変えずに言葉を並べた。
 「(野手が)それぞれの役割ができたらいいと思うんですけど、僕は先頭で(塁に)出るというのが仕事なので」

 7試合連続安打中と好調を維持しているが、大瀬良とも相性がいい。今季は対戦打率・357(14打数5安打)で、前回対戦の13日は2打数1安打3打点。同点の押し出し四球と決勝打を記録した。

 試合のなかった24日からの3日間。これを有効に使えたかどうかは全て結果で示す。「マイナスと考えすぎなくてもいいし、(間隔が)空いたからラッキーと思っても(試合で)打てなかったら意味がない。結局は試合で打てるかどうか」とチームの勝利のためにバットを振り、一回でも多く塁に出る覚悟だ。

 21日のDeNA戦でプロ通算安打が927に到達。入団6年目までの通算安打数で長嶋茂雄(巨人)を抜き歴代単独トップに立った。月間打率・390(100打数39安打)をマークした8月に続き、9月も・303(76打数23安打)と好調をキープしている。

 「勝てばいい。僕たちにできるのはそれだけ」

 淡々と「勝利」だけを口にした背番号5が、最後までチームをけん引する。 (杉原 瑠夏)

 ○…近本(神)は今季チーム最多の68得点をマーク。出場136試合中、得点を記録した53試合でチームは40勝11敗2分けの勝率.784を誇る。なお残り5試合が行われる球場別では、マツダ(27日広島戦)が7試合で5勝1敗1分けの勝率.833。神宮(28日ヤクルト戦)が4試合で3勝1敗の勝率.750。甲子園(29、30日DeNA戦)が18試合で17勝1敗の勝率.944。横浜(10月3日DeNA戦)が8試合で5勝3敗の勝率.625と、近本の得点が勝利の鍵になる。

おすすめテーマ

野球の2024年09月27日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム