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西武・増田 引退会見「自分の中では充実して引退できるのかな」 28日ロッテ戦が引退試合

2024年09月27日 11:40

野球

西武・増田 引退会見「自分の中では充実して引退できるのかな」 28日ロッテ戦が引退試合
<西武・増田引退会見>フォトセッションでポーズをとる西武・増田(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 今季限りで現役引退する西武・増田達至投手(36)が27日、所沢市内の球団施設で会見に臨んだ。20年に33セーブでタイトルに輝くなど守護神として通算194セーブを積み上げてきた12年間の思いを語った。
 一番印象に残っているのは19年リーグ連覇時の“胴上げ投手”だったという。宙に舞ったシーンを思い浮かべながら「誰もが経験できることではない。一生の思い出になりました」と振り返った。

 区切りの200セーブは達成できなかったが、幾度かの救援失敗で8月には引退を決断したという。最初に意思を伝えたのは家族。愛妻にはねぎらいの言葉をかけられたが、子供たちの悲しそうな顔をみて「もう少し子供たちにプレーする姿を見せてあげたかった悲しそうな顔をしていた」と話した。

 とはいえ山あり谷ありの現役生活をやり遂げた事実に変わりはない。「自分の中では充実して引退できるのかなと思う」と切り出すと「支えてくれた家族。チームメート、そして声援で背中を押してくれたファンの皆様には感謝しかありません」と改めて頭を下げた。

 あす28日のロッテ戦が引退試合。試合後にはグラウンド1周などセレモニーが予定されている。「最後のユニホーム姿なので楽しみたい」。増田が晴れやかな笑顔を振りまいた。


 ◇増田 達至(ますだ・たつし)1988年(昭63)4月23日生まれ、兵庫県出身の36歳。柳学園―福井工大―NTT西日本を経て12年ドラフト1位で西武に入団。主に救援で球団最多の194セーブ、109ホールドを記録。15年に最優秀中継ぎ投手、20年に最多セーブ。1メートル80、88キロ。右投げ右打ち。

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