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法政大学【対東大2回戦】クローズアップ・菅野秀哉 次世代エースが目指すのは“大記録”

2017年05月23日 05:30

野球

法政大学【対東大2回戦】クローズアップ・菅野秀哉 次世代エースが目指すのは“大記録”
3連勝を飾った菅野(C)スポーツ法政新聞会 Photo By 提供写真
 【対東大2回戦   法大4―0東大 ( 2017年5月21日    神宮 )】
 「出遅れた部分は本当に申し訳なく思っている」。1年秋から常に2勝以上をあげている菅野秀哉(キャ3)は、今季も先発ローテーションに入ることが期待されていた。しかし、1月頃に腰のケガになり、3月序盤のオープン戦は登板すら叶わず。開幕ローテーション入りは果たせなかった。

 先発復帰をしたのは明大2回戦。チームが負け続けていた中で、7回を4安打無失点という投球で勝利をつかみ、今季チーム初の勝ち点奪取に貢献した。その後も、打たれることがありながらも、順調に勝利を積み重ねる。試合後は毎回「勝てたのが一番よかった」と答える菅野。チームのために投げ続け、気付けば法大にも優勝の可能性が残る段階にまで導いた。

 そして、今日の東大2回戦。勝つことが条件だったが、後の明立2回戦の結果によっては優勝の可能性の残る大事な試合だった。何がなんでも負ける訳にはいかなかった。そこで、先発に登場したのが昨秋の東大1回戦で自身初の完封勝利を果たした菅野。「防御率も1位だったので、完封を狙っていた」と初回から140キロ後半のストレートとチェンジアップを織り交ぜ、東大打線に1イニング2安打以上を許さない投球を披露。そのまま迎えた9回は、最後の打者だった5番田口耕蔵を遊ゴロに仕留め、東大戦2季連続の完封勝利を決めた。

 しかし、2回の完封勝利を果たしても菅野は満足していない。目指すのは相手打線をノーヒットに抑えること。そして、その先にある真の目標である“完全試合”をすること。高い目標ではあるが、ストレートの精度をあげて、今季防御率1.39で3試合勝利をあげた菅野の成長を考えると、必ずしも無理な目標ではないかもしれない。平成28年秋に当時慶大のエースだった加藤拓也(現広島東洋)が成し遂げた以来のノーヒットノーランへ。今、タイトルに一番近い男が、秋へ向けて始動する。(スポーツ法政新聞会 中西陽香)

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