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法政大学【対東大2回戦】監督、選手インタビュー<前編:青木監督他>

2017年05月23日 05:30

野球

法政大学【対東大2回戦】監督、選手インタビュー<前編:青木監督他>
先制打を放つ森(C)スポーツ法政新聞会 Photo By 提供写真
 【対東大2回戦   法大4―0東大 ( 2017年5月21日    神宮 )】
 ◎青木久典 監督

 ―勝ち点を取ることが出来ました
 苦しい試合でしたね。

 ―先発の菅野投手が見事な完封勝利でした
 本当にいいピッチングをしてくれました。彼がしっかり抑えてくれたお陰で流れを来たと思うし、良かったと思います。真っ直ぐも良かったけど、変化球を低めに決まっていたと思います。

 ―冬はけがに苦しみました
 ヘルニアと聞くと絶望的に聞こえますけど、彼はやれることをやっていましたからね。気持ちは全然切れてませんでしたから。

 ―明大戦から先発復帰して3連勝を飾りました
 選手生命のことを考えるとなかなか序盤は負担があるので、厳しかったですけどその中でも明治戦からよく復活してくれたと思います。

 ―完投をしたことで、完全復活を果たしたと思います
 今日の天気のようにスカッとやってくれましたから、完全復活したと思います。

 ―昨季とは大幅に防御率が改善されました
 コーチの真木(将樹)とね、二人三脚でやって来たと思いますし、たくさんOBの方からもご指導を頂いていたので、彼自身を成長してきた証ではないでしょうか。

 ―打線では、森選手が4打点を挙げました
 最初の2点もそうですし、最後の2点もキャプテンらしいなと。流石キャプテンだなという仕事をしていました。しっかり昨日から修正してくれたと思います。

 ―森選手は打率3割をクリアすることが出来ました
 彼も今では思うような仕事をしてくれてますからね。彼自身を嬉しいじゃないですかね。

 ―相馬選手も今季で遊撃手の定位置をものにしました
 最初の方はね、大崎(拓也、法4)と競い合わせて最初のスタメンは取れなかったですけど、よくレギュラーを奪いとって自分のものにしたなと思います。

 ―相馬選手は勝負強さが光るものがあると思います
 彼の持ってるものが強いですよね。苦労もしているし、野球が本当に人一倍大好きな野球小僧なんでね(笑)。ああいうところで発揮してくれていると思います。

 ―今季を振りかえって
 前半の2節が取れなかったのが痛かったですね。1週空いてから、勝ち点を取れたし、慶応の引き分けを除けば連勝だったので。いろんなことを感じながらのリーグ戦だったと思います。

 ―後半の6連勝が「王者復活への第一歩」につながると思います
 そうですね。本当にそうなると思っていますし、そういう風なゲーム内容だったと思います。

 ―今季のMVPを挙げるとすれば
 投げる方で言ったら、菅野かな。次に長谷川(裕也、経4)ということになるじゃないですかね。打者に関しては日替わりヒーローありますけど、やっぱりチームをここまで引っ張ってきた森だと思います。

 ―最後に今季を終えてのファンへの報告をお願いします
 たくさんの人がスタンドに来てくれたことに感謝しております。また次に向けて準備していきたいと思います。

 ◎森龍馬 主将 (先制打を放つなど4打点の活躍)

―今日の試合を振り返って
 まだまだ法政の野球が昨日今日とできていなかった、反省点の多い試合だったと思います

 ―チームの雰囲気は
 まだ優勝の望みが残っているということで、負けられないというところではありましたけど、まずは1試合1試合全力で戦おうとやっていました

 ―自身の今日の調子は
 昨日からチームに迷惑をかけていて調子がいいとは言えなかったですけど、今日はなんとか打点を挙げて菅野を助けることができてよかったです。

 ―5回の適時打の場面、打席での心境は
 あのときはとにかく芯に当てればなんとかなると信じて、最低で犠牲フライ、とにかく1点でも取れればと打席に入りました。

 ―打ったボールは
 どのボールかはちょっと覚えてないですけど、打った瞬間は抜けてくれという気持ちでした。

 ―9回の適時打の場面では
 同じような気持ちで打席に入りました。宮台投手に昨日から抑えられていたので絶対に打ってやるという気持ちはありました。

 ―打った球は
 ストレートだったと思います。打った瞬間にヒットだと思いました。

 ―これまで負傷に苦しんだなかで、今季は初めてリーグ戦で規定打席をクリア、打率3割にも到達しました。今季の自身のプレーを振り返って
 全力でやった結果としてこうなっているのですけど、リーグ戦の中盤ですごく調子がよかったということもありますし、皆さんの応援もあったお陰でこのような結果を残すことができました。秋はもっと活躍できるようにがんばります。

 ―主将として今季のチーム全体を振り返って
 序盤は苦しい展開ではありましたけど、明治戦以降はとにかく1戦1戦全力で戦うということが六大学野球の使命だということで、1戦1戦目の前の相手に対して全力で戦ってきました。

 ―最後にファンへのメッセージをお願いします
 今季も序盤から不甲斐ない結果を残してしまってほんとに申し訳ない気持ちではありますが、秋もありますので、これからも応援よろしくお願いします。

 ◎鎌倉航 捕手 (スタメン復帰を果たすと、1安打を放ち菅野の完封劇をアシストした)

 ―今日の試合を振り返って
 前半なかなか点が取れず、チャンスでも自分が打てずにとても苦しい試合でした。

 ―今日は菅野選手とのバッテリーでしたが試合前にどんな話を
 相手を意識しすぎずに自分たちができることをしっかりやろうというこという声をかけました。

 ―スライダー多めの配球になったことについて
 菅野の真っ直ぐは走っていたけど、高めに浮いたり自分の思い通り投げられていなかったので、スライダーを多く投げさせて修正しました。なんとか踏ん張ってもらえたので良かったです。

 ―6回の2死一、二塁で楠田選手を迎えたピンチについて
 前のバッターを歩かせて4番の楠田さんで勝負することも頭にあったので僕らは焦ることなく自信をもって勝負しました。

 ―完封をした菅野選手について
 あのピッチングをしてくれるとチームも助かりますし、抑えてくれた菅野に感謝します。自分も落ち着いてプレーすることができました。

 ―自身の打撃の調子は
 慶應戦からあまり状態が良くなかったのですが、今日はなんとか食らいついて1打席目にヒットを打ててよかったです。

 ―シーズンを通じてチームの正捕手として出場きて感じたものは
 前半戦はやることが多く自分のことでいっぱいになってしまいパスボールなどミスをしてしまったけど、中盤戦は、失うものは無いという気持ちをもってプレイすることにしました。練習をたくさんしてきたという自負もありましたね。

 ―今季を通したチームの変化はありますか
 開幕から連敗したけど、そこからは良い意味で開き直ってプレイできました。メンバー外の4年生をにもたくさん練習で支えてもらえたことはとても有難く感謝しています。なんとか結果を出して恩返しがしたいという気持ちが強かったです。

 ―ファンの方へメッセージをお願いします
 なかなか勝てない中でたくさんの人に応援してもらえて、本当に力になりました。なんとかここまで来れたので、秋こそはぶっちぎりで優勝します。多くのファンの方々に球場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。

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