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法政大学【対明大フレッシュリーグ】拙攻を重ね10残塁... 内沢好投も競り負けて負け越し決定

2017年06月01日 07:30

野球

法政大学【対明大フレッシュリーグ】拙攻を重ね10残塁... 内沢好投も競り負けて負け越し決定
威力のある直球が冴えた内沢(C)スポーツ法政新聞会 Photo By 提供写真
 【対明大フレッシュリーグ   法大1-2明大 ( 2017年5月30日    神宮 )】
 フレッシュリーグ第4戦は明大との対戦となった。第3戦に引き続き勝利を挙げたい法大であったが、明大先発の長江を打ち崩すことができず。最終回に永廣の三塁打から逆転のチャンスをつかむも1得点にとどまり、若き血の法明戦を制することはできなかった。

 フレッシュリーグはここまで1勝2敗と負け越している法大。今日の明大戦を勝利し、リーグ戦同様、後半の追い上げを見せて欲しいところだ。

 初回は3人で抑えられた1回。先発はリーグ戦でも4試合登板した内沢航大(キャ2)。1、2番を2死に追い込むも、3番内山竣に左中間を越える二塁打を許してしまう。続く4番喜多真吾にも中前適時打を放たれ、明大が1点先制。取り返したい所だが、ここから打線が沈黙。四球や失策で好機を演じるも明大先発、長江理貴の力強い直球に凡打を繰り返し、なかなか点を取り返せない。

 一方の内沢も初回に1失点したものの、2、3回を三者凡退に抑えるなどテンポ良く力投。すると4回、フレッシュリーグ初先発の村田雄大(人1)がバットを真っ二つに割れるほどのパワーで二塁手前に内野安打を放つ。続いて中村迅(営1)が犠打で二塁へ送り、1死二塁の好機となるも、二者連続で内野ゴロに打ち取られ、0に抑えられてしまう。5、6回も安打が出ずに苦しい試合展開に。「リーグ戦の悔しさを晴らしたかった」という内沢は5回を三者凡退。6回は先頭打者の2番清水頌太に中前安打を放たれるも、堂々の投球できっちりと抑え、経験値を見せつけた。

 6回まで村田の1安打のみと貧打に苦しむ法大打線。7回、安本竜二(営2)が二遊間を抜けるかという当たりを放つも、攻守に阻まれる。2死と追い込まれ、打席には1番毛利元哉(法2)。2球目を左前に捉えて、安打となったが、その後が続かずにこの回も0点で攻守交代。

 7回から内沢に変わって石川達也(キャ1)が登板。先頭の和田慎吾が2−2から放った打球は左中間に落ちる適時二塁打に。犠打が成功し、1死三塁のピンチを迎えるが8、9番を三振と遊ゴロに打ち取って、無失点に抑えて見せた。

 投手陣の粘投に応えたい野手陣。8回、羽根龍二(社1)が死球で出塁すると、4回に安打を放った5番村田が振り抜いた打球は遊撃手の横を抜けて、中前安打に。1死二、三塁と今日一番のチャンスを迎えるも、邪飛とゴロに倒れ、得点には繋がらなかった。

 8回裏も石川が続投。しかし、またも先頭打者に左前安打を許してしまい、犠打で1死二塁に。3番内山を迎えると、カウント0−2と追い込んでから左線へ運ばれ、追加点を挙げられた。

 9回、1死の場面で代打永廣知紀(営1)が打席に立つ。3−1と追い込まれてから捉えた打球は右中間を抜ける三塁打に。毛利の一ゴロで1点を取り返すも、最後は中飛で試合終了。

 投手戦となった今日の試合。法大打線は4安打と明大先発、長江に完投を許し、最後まで打ち崩すことが出来なかった。しかし明大にも隙がなかった訳ではない。四死球や失策で7出塁のチャンスがあったが、好機をことごとく活かせなかった。

 フレッシュリーグ最終戦となる明日の東大戦では、秋リーグの新戦力としての活躍を見せられるか。フレッシュな彼らの伸び代に期待したい。(スポーツ法政新聞会 大平佳奈)

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