成瀬國晴選 タイガース川柳大賞
タイガース川柳 2018年5月第2週・週間賞&4月・月間賞
2018年05月08日 11:21
野球
<佳作>
投攻守 何より走が 幅利かせ (大阪府大阪市 後藤 憲之)
メッセより 目立った初の お立ち台(兵庫県加古川市 松浦 伸)
ロサリオが くれた仕事に 行く元気(福島県いわき市 堀 卓)
松山は 俳句温泉 メッセンジャー (愛媛県松山市 岡 豪)
<月間賞>
勝ち贈る 一番星の 闘将へ (東京都江東区 長峯 雄平)
【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
ゴールデンウイークの9連戦は5勝3敗と雨天中止の1試合。
現在、今季最多タイの貯金2で単独2位だ。
ウル虎の夏イベントで着た黄色のユニホームが躍り回った聖地のDeNA戦。秋山投手が2年連続でチーム完投一番乗りして今季2勝目。それも、自ら8年ぶりのタイムリーを放って天敵、今永投手からの白星だ。
中山喜博さんは、この投打の二刀流を詠んで週間賞。
4月30日、対戦相手の広島のお株を奪った機動力の先鋒(せんぽう)は植田海選手の足だ。バントヒット、盗塁の韋駄天(いだてん)ぶりは、ロサリオ選手の2号ホーマーを引き出したほど。後藤憲之さんの詠む通りでチームの盗塁数が増えてきた一因だ。
1番打者上本選手、連日の大暴れは凄かった。
3日のDeNA戦では2試合連続猛打賞で全打点をたたき出し、メッセンジャー投手の自己最速6戦5勝の影を薄くし、お立ち台でめったに見せない笑顔を見せたのは、松浦伸さんの句のとおりだ。ケガからの早い復帰をファンは待っている。
ロサリオ選手が4番の使命を果たし出し、堀卓さんは仕事への意欲を後押ししてくれた。
岡豪さんは郷土松山名物に地方7連勝のメッセンジャーを加えて入選。
月間賞は今季開幕戦で福留選手が夜空に輝く星野仙一さんへ放った1号ホーマーを詠んだ長峯雄平さん。
▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu−o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は5月13日必着。紙面掲載は5月15日。