猪木氏 アリ氏との世紀の一戦直後に漏らした言葉「怖かったな」

2016年06月13日 11:06

格闘技

猪木氏 アリ氏との世紀の一戦直後に漏らした言葉「怖かったな」
1976年6月27日、アントニオ猪木(右)がムハマド・アリに64発のアリキックを浴びせた
 今月3日に亡くなったボクシングの元世界ヘビー級王者ムハマド・アリ氏(享年74)を追悼するテレビ朝日の特別番組「蘇る伝説の死闘『猪木VSアリ』」が12日に放送され、1976年6月26日にアントニオ猪木氏(73)と行った異種格闘技戦の声を解析して改めて振り返った。
 「一発くらったら終わり」という考えからグラウンドスタイルで戦う猪木氏に対し、アリ氏は「キックは禁止だと思っていた」「横になるのもやめろ」と相手の戦い方にクレームをつけたり、「猪木は女だ」「臆病者」とののしる様子がはっきりと撮影されていた。

 中盤、猪木氏がアリ氏をグラウンドに倒す場面もあったが、互いに決定打は出ないまま15ラウンド戦い抜いて結果は引き分けだった。試合終了直後に猪木氏が陣営に語った言葉は「踏み込めなかったな、あと一歩。まあ怖かった」。アリ氏の強さが痛いほどわかっていたからこそ出た一言だった。そして世紀の一戦から50年たった今も「あんな怖い試合はなかったな」と振り返っていた。

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