三浦隆司がリナレス絶賛「天才的な動き」 世界再挑戦へ刺激
2017年03月26日 09:44
格闘技
ボクシングの元ＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司（３２＝帝拳）が２６日、ＷＯＷＯＷで中継されたＷＢＡ・ＷＢＣ世界ライト級タイトルマッチ（英国マンチェスター）のゲスト解説を務めた。同僚の王者ホルヘ・リナレス（３１＝ベネズエラ、帝拳）が挑戦者アンソニー・クローラ（３０＝英国）との再戦に３―０判定勝ちで快勝した内容に「速い、強い。天才的な動き。上下の打ち分けとスピード、的確に当てる技術が凄かった」と絶賛した。
クローラは１回に本来とは違う足を使ったスタイルをしてきたが、「２回からそれに対応して動いていた。対応力が凄いと思った」と感心。７回に左アッパーでダウンを奪った直後の８回はペースを落としたが、「次の回からはスムーズに動いていた」と勝利を確信したという。自身もメキシコや米国のアウェーで戦ったことはあるが、リナレスは英国では終始ブーイングを浴びていたとあって「前回も勝っているのに、また敵地へ男として乗り込んできたんだから称えてもいいんじゃないか」と同情。かつて天才と呼ばれたリナレスが敗戦を機に技術、フィジカル、メンタルを見直したのを見てきているだけに「努力している天才になった。尊敬できる」とし、今夏にも予定する自身の世界再挑戦へ「刺激になった。近くに凄い選手がいる環境においてもらっているので、自分も頑張れる」と話した。
