【井岡一翔手記】“一勝拳命”の言葉を胸に“唯一無二”の存在に
2017年04月24日 08:45
格闘技
「一勝拳命」。読み方は「一生懸命」と同じだと思います。僕なりに「拳に命を懸ける気持ちがあって、初めて1つ勝つ」と解釈したのを覚えています。世界戦ともなるとファンやサポートしてくれた人々の思いが自分の拳に集約されます。今回、15度目の世界戦を戦うにあたって、この言葉の重さを改めて感じました。
これから井岡一翔が目指すボクサーを表現する言葉があるとしたら「唯一無二」でしょうか。“井岡一翔のような選手は、もう現れないだろう”と思われること。記憶にも記録にも残るボクサーでありたい。ですから、世界戦14勝は光栄なことですが、超えていかなければならない記録だとも思っています。これからも応援してください。 (WBA世界フライ級王者)