亀海喜寛 8・26米国で王座決定戦!相手は「大ファンだった」コット

2017年05月25日 19:47

格闘技

亀海喜寛 8・26米国で王座決定戦!相手は「大ファンだった」コット
ミゲル・コットを相手に世界初挑戦が決まった亀海喜寛 Photo By スポニチ
 ボクシングの元東洋太平洋ウエルター級王者で現WBO世界スーパーウエルター級5位の亀海喜寛(34=帝拳)が8月26日に米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで、同級1位の元4階級制覇王者ミゲル・コット(36=プエルトリコ)とWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦を行うと、米ゴールデンボーイ・プロモーションが24日に正式発表した。興業のメインイベントで、米ケーブルテレビ最大手HBOが全米中継する。
 亀海は東京都新宿区の帝拳ジムで取材に応じ、「最初に聞いたのは3月中旬。興奮した。そこから長かったので、今はホッとしたのが一番」と感想を口にした。プエルトリコ人として初めて4階級を制した英雄、コットの試合は「23歳で初めて世界王者になる前からずっと見ていた選手なので、不思議な気持ち。大ファンだった」と明かし「(昨年9月に)ヘスス・ソト・カラスに勝った後、ゴールデン・ボーイ・プロモーションのマッチメーカーが“コットと交渉する”と言うので、何言ってんだこいつ、夢見るのも大概にしろ、と思っていた」と振り返った。亀海が米国を主戦場とするようになった11年当時、コットは同じスーパーウエルター級のWBA王者。当然意識していたが、その後コットが階級を上げたため対戦はないと思っていたという。「面白いことに、こういう巡り合わせになった」と笑った。

 15年11月にサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)に敗れて以来のリング復帰となるコットは全盛期に比べてスピードやパワーは衰えたが、「対戦した相手ではレベルが一番高い」と亀海。「勝てるイメージはある。自分は追い込みあるのみ。とにかくスタミナを身につけていくのが一番のテーマ」とし、「アップセット(番狂わせ)・オブ・ザ・イヤーを狙います」と決意表明した。今後はキャンプなどは行わず、下半身強化に取り組みながら国内でスパーリングを消化して試合を迎える予定。世界初挑戦の意識は特にないそうで、「コットに勝つことの方が大きい。勝てばタイトルがついてくるというのはあるけど…」と話した。

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