モデルボクサー高野TKO勝ち 興毅トレーナーの指導で「負けるわけにはいかない」
2017年05月26日 20:22
格闘技
昨年の“引退騒動”から再起後2連勝とした高野は、厳しかった表情について「亀田さんがトレーナーがついて負けるわけにはいかない、というプレッシャーがあった」と明かした。朝のロードワークに始まり、基本的な練習を繰り返したほか、「過去を振り返りたくない」との理由でしてこなかった自身の映像チェックにも「自分と向き合わないといけない」と取り組んだ。亀田興トレーナーからは、スパーリングの映像もスマートフォンなどに入れて寝る前に見るようアドバイスを受けたという。KOでリベンジに成功し「凄く自信になった。1から100へ行くのではなく、1、2、3と的確に教えてくれるし、体で覚えさせてもらった」と新トレーナーに感謝した。
兄弟の試合を除くと初めてチーフセコンドを務めた亀田興トレーナーは「自分の試合より緊張した。プレッシャーは感じていた」と明かしながらも、「リングへ上がってやることをやった。素晴らしい。100点」と高野を褒めた。今後は新設される日本王座を狙う選択肢もあるが、「彼女はパンチ力がある。何があっても世界チャンピオンにはさせないと。トレーナーを引き受けたからには」と見通しを語った。